自撮り写真で元気そうな姿を見せる
映画の撮影のために滞在していたオーストラリアで、新型コロナウイルスへの感染が発覚したオスカー俳優のトム・ハンクスが、隔離施設で撮影されたものと思われる妻のリタ・ウィルソンとのツーショット写真をSNSに投稿。リタと肩を組んで元気そうな姿を見せ、心配するファンを安堵させた。
「やあ、みんな。
我々のケアをしっかりと行なってくれているオーストラリアの人たちに、リタと僕はとても感謝しています。私たちはCOVID-19(新型コロナウイルス)に感染しているので、拡散させないために隔離されています。このウイルスは人によって深刻な症状を引き起こす危険があります。今はあるがままを受け入れて、1日1日を過ごすしかありません。
でも専門家の意見をちゃんと聞いて自分の身を守ることで、この困難な状況を乗り越えることができる。そう思いませんか?
最後にこれだけは忘れないで。たとえ何があろうと、野球に“泣く”なんて言葉はない。
ハンクス」
トムが最後に「覚えておいてほしい」と言い残した、「野球に“泣く”という言葉はない(There is no crying in baseball)」という言葉は、1992年公開の映画『プリティ・リーグ』に出てくる名セリフ。1943年から1954年まで存在した全米女子プロ野球リーグを舞台に、女性差別が激しかった時代に女性が自分たちの人生の目標を実現しようとする姿を描いたこの作品で、トムはチームを導くジミー・ドゥーガン監督を演じた。
オーストラリアで故エルヴィス・プレスリーの伝記映画の撮影を行なっていたトムは、夫婦そろって発熱や倦怠感といった風邪に似たような症状に見舞われたため検査を受けたところ、新型コロナウイルスへの感染が発覚した。
ここにきて著名人の新型コロナウイルス感染者も徐々に増えており、ハンクス夫妻のほかに、カナダのジャスティン・トルドー首相の妻や、NBAのユタ・ジャズに所属する選手2人も新型コロナウイルスへの感染が確認されている。(フロントロウ編集部)