商品の買い占めにユーモアでメッセージを送る
トイレットペーパーが手に入らなくなるというデマが流され、製造している企業がパニックにならないよう呼びかけているにもかかわらず、買い占めが続いている。そして、トイレットペーパーやマスク、手の消毒液などが販売店の棚からなくなっているのは、欧米でも同じ。そこで、その状況にユーモアで対抗したゲームセンターが出てきている。
「みんなもう少しリラックスして、買い物にパニックになるのを止めたほうが良い」と英Metroに語るイギリス北東部の街ブリドリントンでゲームセンターを運営するエディは、ぬいぐるみが景品として入っていたUFOキャッチャーの中身を、あるものと交換。
そう、それはトイレットペーパー。
1回30ペンス(約40円)で挑戦できるUFOキャッチャーは街ゆく人からも好評だそうで、エディは英Independentに「これを見た人は全員笑っていたよ」と話している。
ビジネスにする人も
一方で、トイレットペーパーの品薄をビジネスチャンスと見る人も。イギリス南西部の街デボンでゲームセンターを運営するロブもまた、『アナと雪の女王』と『ピーターラビット』の人形が入っていたUFOキャッチャーを、トイレットペーパーと手の消毒液のものに変更。
まだスーパーマーケットなどにトイレットペーパーがあるため、人々は必死になっていないけれど、そのうちUFOキャッチャーの前が混み始めるだろうと、ロブは英SWNSに語った。別の街からデボンを訪れていた男性は、トイレットペーパーのUFOキャッチャーになんと約4,000円(30ポンド)を使ったという。(フロントロウ編集部)
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