映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』に出演するエヴァンジェリン・リリーが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のための外出自粛要請に否定的な態度を示したことに批判の声が殺到。(フロントロウ編集部)

身勝手な行動に同業者からも厳しい声

 ドラマ「ロスト」でブレイクしたエヴァンジェリン・リリーは、その後、マーベルMCU映画『アントマン』シリーズでアントマンの相棒であるワスプ役に抜擢され、2019年公開の映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』にも出演。ワスプ役のイメージからスーパーヒーロー的な印象が強いエヴァンジェリンだが、ヒーロー感ゼロの身勝手な行動が波紋を呼んでいる。

 アメリカ国内での爆発的な新型コロナウイルス感染拡大をうけて、ニューヨーク州やカリフォルニア州など複数の州で「外出禁止令」が出されるなか、インスタグラムで「#モーニングティー中。子供たちを体操合宿に送り出してきたところ。出かける前にみんなちゃんと手を洗った。楽しそうに遊んで、笑ってる。#いつも通りの生活」とのん気なコメントを投稿したことで炎上。

 多くの人たちが「いつも通りの生活」を“自粛”しているなかで、本来であればお手本となるべき立場にあるエヴァンジェリンの身勝手な行動に、「自己中心的で無責任」「なぜ外出を自粛すべきなのかという、根本的な理由をまったく理解していない」「こんな時くらい我慢できないのか」といった厳しい声が相次いだ。

 しかし、当のエヴァンジェリンはそういった批判的な意見もどこ吹く風で、「私には2人の子供がいるの。自由より命を大切にする人もいれば、命より自由を大切にする人もいる。すべての人に選んで決める権利がある」とこれまた強気な発言をして、さらなる反感を買っている。

画像: 身勝手な行動に同業者からも厳しい声

 しかも何を思ったのか、エヴァンジェリンは現在末期の白血病を患う父親と同居していることをこのタイミングで公表。新型コロナウイルスに感染した場合、健康な若者よりも持病がある高齢者のほうが圧倒的に重症化するリスクが高いことから、「父親が新型コロナウイルスに感染するリスクを高めている」と、なおさらエヴァンジェリンへの風当たりが強くなっている。

 新型コロナウイルスをめぐっては、シンガーのテイラー・スウィフトやアリアナ・グランデ、ビリー・アイリッシュなど、多くの人気セレブがウイルスの脅威を甘くみることなく、外出自粛要請に応じるよう呼びかける一方で、今回のエヴァンジェリンのように身勝手な行動や失言によって信用を失うセレブも。

 ちなみに、ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』などの出演作で知られる俳優のソフィー・ターナーは、エヴァンジェリンの名前こそ出さなかったが、インタスタグラムのライブ配信を通じて「(家の)中にいて。バカにはならないで。たとえ、健康より自由が大事だと思っているとしてもね。あなたの自由なんてどうだっていい。(自粛要請を無視して外出すれば)あなたの周りにいる弱い人たちにウイルスをうつす可能性がある」と、エヴァンジェリンが言っていた「自由(Freedom)」という言葉を何度も口にして痛烈に批判している。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.