ロバート・デ・ニーロが、新型コロナウイルスで混乱するアメリカのニューヨークに住む市民に向けて、メッセージ。しかし、“あるセリフ”に映画ファンが歓喜した。(フロントロウ編集部)

ロバート・デ・ニーロ、ニューヨーカーにあの言葉を…

 世界で感染が広がる新型コロナウイルスは、アメリカではとくにニューヨークで爆発的に感染者が増え続け、その感染者数は1万5,000人を超えている。そこでニューヨーク州知事のアンドリュー・クオモ知事が、様々な著名人に、市民に家から出ないようメッセージを送る動画を撮影するよう依頼し、多くの俳優が応じた。

 ニューヨーク生まれニューヨーク育ちである生粋のニューヨーカー、ロバート・デ・ニーロも、もちろんクオモ氏に賛同。動画で、「こんちには。ロバート・デ・ニーロです」と挨拶し、すぐに本題に入った。

画像: ロバート・デ・ニーロ、ニューヨーカーにあの言葉を…

「私たちは全員、家にいる必要があります。このウイルスを拡散するのを止めなければ。そしてそれは、みんなが団結しないとできない。自分自身を守るだけでなく、他の人や、君たちが愛する年配の方々を守るためにもね。お願いします」

 今年77歳となり、自分自身も年配者として身の危険があるロバートは、若い世代を含むすべてのニューヨーカーにお願い。しかし、動画の最後では…?

「見張ってるぞ」

 そう言って、目に指を当てるポーズをしたロバート。彼のこの行動には、多くのファンがあの映画を思い出してしまった。それは、2000年に公開されたコメディ映画『ミート・ザ・ペアレンツ』! ベン・スティラー演じるグレッグが、大好きでたまらない恋人パムの父で、元CIAのジャックとどうにか仲良くなろうとする今作で、ロバートはジャックを演じた。その作中では、怖~いジャックが、グレッグにたびたび「見張ってるぞ」と言って牽制するシーンが。

 そんなジャックに見張られているともなれば、ニューヨーカーも外を出歩かないようにすること間違いなし。

画像: 映画『ミート・ザ・ペアレンツ』より。ⒸUNIVERSAL / Album/Newscom

映画『ミート・ザ・ペアレンツ』より。ⒸUNIVERSAL / Album/Newscom

ベン・スティラーもメッセージ

 また、『ミート・ザ・ペアレンツ』でグレッグを演じたベンもまた、ニューヨーク出身。もちろんクオモ知事の企画に参加したベンは、とくに若い世代に家から出ないよう頼んだ。

 続けて、この自宅隔離の機会を使って趣味を楽しもうと呼びかけたベンが取り出したのは、なんと大きなチェーンソー。チェーンソーアートに興味があったというベンは、現代はインターネットがあるからねと話し、チュートリアル動画を見始めるというコメディ俳優らしい締め方で動画を終えた。(フロントロウ編集部)

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