マーベル映画で大活躍のジョシュ・ブローリン
マーベル・シネマティック・ユニバース、通称「MCU」の映画『アベンジャーズ』シリーズでヴィランのサノスを演じたジョシュ・ブローリンは、映画『ボーダーライン』や『ヘイル、シーザー!』など様々な作品に出演した現在52歳の俳優。2018年にはマーベル映画『デッドプール2』で、未来からやってきた戦士のケーブル役を務め話題となった。
『アベンジャーズ』と『デッドプール』は、どちらもアメリカの出版社マーベル・コミックの漫画が原作の映画。けれども、「MCU」に属しているのは『アベンジャーズ』で、『デッドプール』は『X-MEN』シリーズのひとつ。これまで、映画のMCUと『X-MEN』シリーズは、内容的に繋がりはなかった。
しかし、2019年の3月ごろ、『X-MEN』シリーズを制作していた21世紀フォックスが、『アベンジャーズ』シリーズを制作している米ウォルト・ディズニーに買収され、その際、MCUのプロデューサー、ケヴィン・ファイギや元ディズニーCEOのボブ・アイガーは、『X-MEN』シリーズが今後MCUと合流する可能性を示唆した。
もしそうなった場合、サノスとケーブルというメインクラスのキャラクターを両方ジョシュが演じているということになり、違和感が生じてしまう。
けれどもジョシュは、ケーブル役を再び務めることを熱望していることが米ComicBook.comのインタビューによって明らかになった。
『デッドプール』産みの親が明かす
『デッドプール』の制作者でライターのロブ・ライフェルドは、米ComicBook.comのインタビューで、ジョシュがケーブル役を熱望していることを告白。さらに、「彼はまたケーブルになりたくてうずうずしている。彼はケーブル役を演じることを愛している。もちろん彼は自分がサノスとしてどれほど愛されているかを理解しているけれど、サノスはジョシュ・ブローリンそのものってわけではないからね」と、ジョシュはサノスを演じたとは言え、CGによって本来のルックスは隠されているため、MCU映画で別の役として登場してもおかしくないのではと指摘。
ロブは続けて、「これはジョシュ自身の言葉なんだけど、彼は『ロブ、『デッドプール2』 で ケーブルとして出演した後、電話が鳴り止まなかったよ」と言っていたんだ。ケーブルを演じたことは彼にとって全てを変えた。きっと彼はそのうち、功労賞を受賞するだろう。彼は最高な俳優の一人だよ」と、サノス役がジョシュにとってどれほど素晴らしいものだったかを語った。
『デッドプール』シリーズの続編『デッドプール3』はまだ企画段階だけれども、ジョシュや制作者がここまで望んでいることを考えると、再出演の可能性は大きい。
さらに、主演のライアン・レイノルズが長年情熱を注いで作り上げた『デッドプール』という作品にかかせない存在のケーブルを演じたジョシュが、自らの役を愛していることは、ファンにとっては最高のサプライズ。
続編『デッドプール3』の続報から目が離せない。(フロントロウ編集部)