新型コロナウイルス(COVID-19)のため世界的な都市封鎖(ロックダウン)が起きているなか、欧米では警察がポケモンGOについての声明を発表している。(フロントロウ 編集部)

ポケモンGOは「不要不急」

 3月31日の時点で、新型コロナウイルスの陽性者が2万5,000人を突破し、死者が前日より381人増えて1,789人に達したイギリスでは、食料品や日用品の買い出し、病院や介護先への訪問、テレワークができない場合の通勤、1日1つの運動といった必要不可欠な外出を除く外出が原則として禁じられている。

画像: イギリスでは病床数が足りず、コンベンションセンターを新型コロナウイルス患者の受け入れ施設に改造する作業が急ピッチで進められている。

イギリスでは病床数が足りず、コンベンションセンターを新型コロナウイルス患者の受け入れ施設に改造する作業が急ピッチで進められている。

 そんななか、イギリス南部スティーブニッジの警察が、3月末に車の中でポケモンGOをプレイしている男性を発見。男性に家に帰るよう指示したという警察は、その後、公式ツイッターアカウントで声明を掲載して、ポケモンGOは「必要不可欠な外出」にはあたらないとした。

「パトロール中の警察官が、スティーブニッジ・レジャーパークで車を職務質問したところ、運転手はポケモンGOをプレイしていると説明しました。

ポケモンGOは必要不可欠な外出にはあたりません。新たなルールのもと、男性には帰宅するよう指示を出しました」

ウイルス蔓延の中ポケモンGOをプレイする人たち

 外出禁止令のなかポケモンGOをプレイして警察に止められるケースは他の国でも確認されており、3月23日には、スペイン・マドリッドの警察が、外でポケモンGOをプレイしていた77歳の男性に違反切符をきったことをツイッターで発表。国民に向けて、不要不急の外出はしないよう念を押した。

「ロックダウン中にポケモンや恐竜、またはその他の魔法生物の狩りをする行為は禁じられています。どんな言い訳も通用しません」

画像: スペインでは学校も再開未定のまま休校とされている。

スペインでは学校も再開未定のまま休校とされている。

自宅でポケモンGOをしよう

 「ポケモンGO」や「ハリーポッター:魔法同盟」などのゲームは屋外を歩き回ることがベースとなっているけれど、開発元の米Niantic社は、新型コロナウイルスの蔓延により都市封鎖が世界中で起こっていることを受けて、「個人の環境でゲームを楽しめる機能を拡張することにフォーカスしています」と3月なかばにコメント。

 掃除やランニングマシーンでの運動といった自宅での行動も動きに反映されるように機能のアップデートを行なっているため、新型コロナウイルスの流行が収まるまでは、屋内という新たな環境の中で工夫しながらプレイを楽しんでもらいたい。(フロントロウ 編集部)

 

This article is a sponsored article by
''.