『ゲーム・オブ・スローンズ』のエミリア・クラークが、新型コロナウイルスで影響が出ている2つの問題への対策を発表。寄付をすればエミリアとディナーできるかも!(フロントロウ編集部)

エミリア・クラーク、2つの計画

 ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』でドラゴンの女王デナーリス・ターガリエンを演じたエミリア・クラークと、カメラ越しに一緒にディナーができる! そんなプロジェクトを、エミリア本人がインスタグラムで発表した。エミリアとのディナー権を当てるためには、ファンはあることをすれば良いという。それは、エミリアが立ち上げた脳の障害を抱える人々を支援するチャリティ団体SameYouへの寄付。

画像: エミリア・クラーク、2つの計画

 エミリアの母国イギリスでは、新型コロナウイルスの感染者数が1万7,000人を超え、医療機関では新型コロナウイルス患者のために多くのベッドが必要とされている。ベッドを確保するために他の病気の患者が早めに退院している状況で、エミリアは、脳腫瘍や脳卒中などと闘う患者の退院後も心配だと話す。

 そこでエミリアのSameYouは、イギリスのロンドンにある病院と、アメリカのマサチューセッツ州にある病院と提携。SameYouへの寄付金を、病院のベッド数を増やすこと、そして早期に退院した脳の病気を抱える患者が使用できるオンラインでのリハビリクリニックの運営の2つにあてると発表した。目標額は、約2,750万円。

エミリア自身も脳腫瘍のサバイバー

 エミリアがここまで脳の病気を抱える患者を心配するのは、エミリア本人も過去に深刻な脳外科手術を何度も受けているから。『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン1の撮影終了後にクモ膜下出血で倒れたエミリアは、入院して1回目の手術を受けた。しかしその2週間後に、記憶障害の症状が。俳優であるエミリアが、自分の記憶がもたないことに感じた恐怖は想像にたやすい。彼女は入院中に、病院のスタッフに「死なせてほしい」と頼んだことすらあったという。

画像: 2012年のサンディエゴ・コミコンに参加したエミリア・クラーク。共演者のローズ・レスリーと。

2012年のサンディエゴ・コミコンに参加したエミリア・クラーク。共演者のローズ・レスリーと。

 その後記憶障害の症状が落ち着いたと思いきや、今度は脳の反対側に別の動脈瘤が見つかった。しかし、自身がメインキャラクターのひとりを演じる『ゲーム・オブ・スローンズ』の撮影を抜けるわけにはいかないと、エミリアは、強力な痛み止めとして使われる医療用麻薬のモルヒネを服用し、ドラマのシーズン2とシーズン3の撮影を乗り越えた。その頃には動脈瘤のサイズは2倍になっており、その後複数回の手術を受けたという。自分が身をもって理解している脳の病気の怖さに、現在直面している人がいる。そんな人々のために、エミリアは行動している理由を話した。

「私たちは、オンラインでのリハビリクリニックを作ろうとしています。そうすれば、脳への損傷を乗り越えた人々が、行くことができる場所、安心を感じられて、孤独じゃない、ひとりじゃないと思える場所を持てます。私はこれは、良いことだと思うんです」

エミリアとディナーできるのは、なんと12人!

 また、寄付をした中からなんと12人ものファンが、エミリアとディナーをできる! ファンとのディナーをエミリアも楽しみにしているようで、こうメッセージを送った。

「一緒に料理して、食べるの。そしていっぱい話ができると思う。孤独や恐怖、そして面白い動画とかもね。しかも、私料理できないから、きっと面白くなるよ」

 (フロントロウ編集部)

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