ビリー・ポーターのファッションチャレンジ
ドラマ『POSE』などへの出演で知られるLGBTQ+アイコンのビリー・ポーターは、同性愛者であることをオープンにしている黒人男性として初めて、2019年のエミー賞で主演男優賞を受賞した経歴を持つ実力派。また、2019年の第91回アカデミー賞でタキシードとスカートを融合させたファッションで会場を沸かせるなど、唯一無二のファッションセンスでも絶大な人気を誇っている。
そんなビリーが、新型コロナウイルスで外出自粛を実施する世界中のファンに、ビリーらしいクリエイティブな課題を出題した。「自宅隔離中のファッションチャレンジ」と名づけられたこの企画では、ビリーが2019年のメットガラで披露した“太陽の神”の衣装がテーマ。「家にあるものだけを使って、私の2019年の姿を再創造した、最高のあなたを見せて」とコメントしたビリーは、「クリエイティブになって、楽しんで!家族も巻き込んでね!」と、このチャレンジを楽しんで、暗い気持ちを吹き飛ばしてと言わんばかり。
ビリー・ポーター、ファンもセンスが良い
そんなビリーの期待どおり、多くのファンが、ビリーのチャレンジを楽しんだよう。まずは、とても完成度の高いものをご紹介。靴からメイクまで、ビリーそっくりに大変身したファン。じつは彼、ドラァグクイーンでメイクはお手の物。衣装も、ニューヨークのファッションスタジオPeacopatが制作したものだから、この完成度が実現した。
5歳の少女は、ゴールドの全身タイツを着て、モデルさながらのポージングを披露。腕から胸にもしっかりとチェーンをつけて、ビリーらしさを取り入れた。
こちらの女性は、アフリカンなルーツを感じさせる柄の布のワンピースに、ヘッドピースはバナナ! にもかかわらず統一感があり、なかなかスタイリッシュな完成度に。
家にあるものでという課題は、良いアイテムを持っていない人には難しいもの。しかしゴールドが入った洋服を集め、プリーツスカートを羽のように見立てたこの女性のクリエイティビティはなかなか。
その他にも、自分の得意分野からこのチャレンジに参加するファンも。あるファンは、親指に太陽神ビリーのネイルデザインを完成。ヘッドピースからメイク、ネックレスまで立体的な出来上がりは、ビリーの写真と並べてもそっくりなクオリティ。
また、刺繍でビリーを描いたファンもいた。
ビリーは、このチャレンジに参加したファンの作品を見て、お気に入りは自分のインスタグラムでシェアするとコメント。どの作品がビリーのお眼鏡にかなうのかも気になるところ。(フロントロウ編集部)