レミゼを使って外出禁止をグチる
2012年に、ヒュー・ジャックマン主演で映画化されたミュージカル『レ・ミゼラブル』は、そのほかにもアン・ハサウェイやエディ・レッドメインなど豪華俳優が出演し、ファンティーヌを演じたアンは第85回アカデミー賞助演女優賞を受賞した。そんなアンすらもハマる、イギリスに住む6人家族の「One Day More(ワン・デイ・モア)」のパフォーマンスが絶賛されている。
新型コロナウイルスの影響で外出禁止令が出ているイギリスで、数週間の隔離生活にストレスが溜まったマーシュ家は、『レ・ミゼラブル』の楽曲「ワン・デイ・モア」を歌って、ストレス発散することに。その歌唱力は、末っ子すらもなかなかなうえ、ちょっとした演技も。しかし、この動画が話題沸騰となっている理由は別の箇所に。よくよく歌詞を聞いてみると…?
「オンラインショッピングをしてみたけど、9月まで来ないものしかない」
「おじいちゃんおばあちゃんは何マイルも遠いところに住んでいるけれど、スカイプの使い方が分からないの!私たちは悲しい」
「私たちはまた友達に会えるの?あなたたちと一緒にいるのは飽きた」
「またオンラインスクールだ。服を着替える?」
「またホームスクールだよ。子供たちを暴走させておいていいか?私たちは子供たちについていけない」
そう、この「ワン・デイ・モア」は、自宅隔離生活で親や子供たちが抱える不満を「替え歌」にしたもの。“外出禁止あるある”な思いがつまった歌詞には、イギリスだけでなく、世界中で閉じこもり生活を送る人々から共感の声が殺到し、オリジナルの投稿だけで900万回を超える再生回数に到達!
マーシュ家はこれまでも、こういった動画を主におじいちゃんおばあちゃんのために作ってきたそうなのだけれど、いつもは、良くていとこまで拡散される程度だったそう。しかしこの大ヒットで、子供たちのクラスメイトまで一家の動画に気がつくほどとなり、子供たちは「変なかんじ」と、今の気持ちを英BBCのインタビューで明かした。
プロも思わず絶賛
さらにこの動画は、映画『レ・ミゼラブル』に出演したアンの目にまで届き、アンは自身のインスタグラムで動画をシェア。そこにはただ一言、「ブラボー!」の文字が。アンはあまりインスタグラムを更新しない俳優のひとりだけれど、自身も4歳と生後半年の子供2人を育てている母親として、思わず共感せずにはいられなかったよう。
また、アンがこの動画をシェアしたことで、映画『ブロークバック・マウンテン』で彼女と共演したジェイク・ギレンホールもハートの絵文字で反応。他にも、映画『マイ・インターン』で共演したアダム・ディヴァインは、「今子供が4人欲しくなった」とコメントしていた。(フロントロウ編集部)