グウィネス・パルトロウが1月に発表した「私のアソコの香りキャンドル」に対抗して、トイレのフレグランスブランドが、なんと「うんちの香りキャンドル」を発表!(フロントロウ編集部)

アソコの香りではなく、うんちの香り…

 『アベンジャーズ』シリーズに出演した俳優で、ライフスタイルサイト「Goop(グープ)」も運営するグウィネス・パルトロウが、今年2020年初めに世間を騒がせた出来事といえば、「私のアソコ(女性器)みたいな香り」と名前のついたキャンドルの発売。著名な調香師のダグラス・リトル氏と開発したこのキャンドルは、実際にはゼラニウム、ベルガモット、ダマスクローズなどが使用された香りなのだけれど、その名前や、価格が約8,000円(75ドル)もすることから、大きな話題となった。

 すると、そんなグウィネスのキャンドルの“盗作”のような商品が登場…? アメリカ発のトイレのフレグランスブランドであるPOO~Pourri(プープリ)は、CMの面白さや、そのボトルデザインの可愛さで人気を博しており、日本でも一部オンラインショップで販売されている。そんなプープリが、4月1日にインスタグラムであるキャンドルを発売すると発表した。

「数ヵ月にわたるリサーチやテストを終えて(これでもかというほどのテストでした)、新しい製品がもうすぐ発売されることを報告します。その名も、“私のうんちみたいな香りキャンドル”! このキャンドルは、あなたの…、そうですね、昨晩食べたものの香りをヒントにしたブレンドです。自分自身のうんちの香り以上にナチュラルなものってありますか?」

その価格と発表日にご注目

 なんと、トイレの消臭剤ブランドが、うんちの香りのキャンドルを開発!? しかもそのデザインは、グウィネスの「アソコの香りキャンドル」に酷似している…。きちんとしたブランドであるプープリが、まさか便乗商法を行なうだなんて考えづらい。しかし、そのお値段、を聞いてみると、41.20ドル(約4,500円)。

 2020年の4月1日に発表された、41.20ドルのキャンドル? そう、勘の良い人はもうお気づきかもしれないけれど、これはエイプリルフールのウソ。プープリは4月2日になったところで、こんなコメントを投稿した。

「ノー。うんちみたいな香りのキャンドルって、良くないアイディアだったよね。最悪。全然リラックスできない。ごめん」

プープリ、本当にキャンドルは制作していた

 しかし、だましただけでは終わらないのが、プープリのすごいところ。続けて、「でも、良いこともありますよ。あなたがプープリを使った時のうんちの香りみたいな、“私のうんちの香りキャンドル”を5個作ったので、プレゼントします。限定品であるこのキャンドルは、レモングラスとベルガモットの素敵な香りをブレンドしました。昨日の夜に食べたディナーの臭いをかぎたい人なんかいませんからね」と話し、限定商品として、爽やかな香りのうんちの香りキャンドルを5名にプレゼントすることを発表した。

 プープリの代表的なトイレフレグランス。

 今年のエイプリルフールは、世界中で新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化していることをうけて、多くの企業がウソを自粛。しかしプープリの、害のないおもしろエイプリルフールネタには、「このウソは許す」などといったコメントが集まった。(フロントロウ編集部)

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