『モアナと伝説の海』劇中歌を「コロナ禍版」に
映画『ワイルドスピード』や『ジュマンジ』といった大ヒットシリーズへの出演で知られる元プロレスラーの俳優ドウェイン・ジョンソンは、2017年に日本公開されたディズニーの長編アニメーション映画『モアナと伝説の海』で、南の島に暮らす主人公の少女モアナを導く、風と海を司る半神半人のマウイの声を演じた。
世界中で愛されるこのキャラクターが、ドウェインの亡き祖父でサモア出身のプロレスラー、ピーター・メイビアにインスパイアされたものだというのは有名な話。
それだけに、ドウェイン自身もマウイに並々ならぬ愛着をもっているが、新型コロナウイルス禍で家族とともに隔離生活を送るなか、ドウェインは『モアナと伝説の海』の劇中でマウイが歌う名曲「ユア・ウェルカム(俺のおかげさ)」のラップ部分を使って、次女のティアちゃん(1)に毎日手洗いを教えていると明かした。
ドウェインは、インスタグラムにシャワーを浴びる前のタオル一丁の姿で自宅バスルームでティアちゃんと手洗いをする動画を投稿。
洗面台に座らせたティアちゃんの両手を握り、ハンドソープを全体に馴染ませながらラップを披露したドウェイン。パパの歌声に耳を傾けながら、時折、合いの手で応えるティアちゃんの様子は、なんとも可愛らしい。
この動画の中で、ドウェインは歌詞の一部を「Coronavirus has gotta go!(コロナウイルスはいなくならなきゃいけない!)」と、“コロナ禍仕様”にチェンジして、ティアちゃんに今、なぜしっかりと手洗いをすることが必要なのかを教えていた。
WHO(世界保健機関)は、新型コロナウイルスの感染予防には、ハンドソープを使い、20秒以上かけて、ゆっくり、ていねいに手洗いをするのが効果的だというガイドラインを示している。
ドウェインは、隔離生活が始まって数週間が経った頃、今回披露した「ユア・ウェルカム(俺のおかげさ)」のラップ部分がちょうど約20秒にあてはまり、ティアちゃんに楽しく手洗いを教えられることに気づいたそうで、以来、手洗いソングとして毎日活用しているのだとか。
隔離生活中、ドウェインは、自身と一緒に食事をしている気分を味わえるライブ配信を行い、サービス精神旺盛にさまざまな質問に応えるなどしてファンたちを楽しませている。(フロントロウ編集部)