キャサリン妃&ウィリアム王子が使う「ユーザ名」
新型コロナウイルスの感染拡大への懸念から、外出禁止令が出されているイギリス。ロイヤルファミリーも各家庭に分かれて別々の場所で隔離生活を送るなか、ウィリアム王子とキャサリン妃は、ロンドンから170キロほど離れたノーフォーク州の別宅、アンマーホールにて“在宅公務”に励んでいる。
先日、その在宅公務の一環として、外出自粛措置の開始後も自宅外での勤務を続ける“キー・ワーカー(※)の家庭の子供たちを預かっている学校「カスタートン・プライマリー・アカデミー」の子供たちとビデオ通話を通じて交流したウィリアム王子とキャサリン妃。
※医療従事者ら「主要労働者」の総称。
キリスト教の祝日である4月12日のイースター(感謝祭)に先がけて行われたこの通話では、キャサリン妃が、長男のジョージ王子(6)や長女のシャーロット王女(4)、そして次男のルイ王子のために用意したイースター用のチョコレートをウィリアム王子が勝手にどんどん食べてしまっていることを明かして笑いを誘うなど、子供たちとの間でなんとも微笑ましい会話が繰り広げられた。
この時の模様の一部が、ウィリアム王子とキャサリン妃の公式インスタグラムで公開されたのだが、ウェブ会議用アプリの「Zoom(ズーム)」を使って行われたという、通話画面の隅に表示された夫妻の“ユーザー名”に世間の注目が集まっている。
「DOC」の意味とは?
ウィリアム王子とキャサリン妃が使用しているZoomのユーザー名は、「DOC」。
英語では「DOC」は「医師」や「博士」の省略語として使用される場合が最も多いが、ウィリアム王子とキャサリン妃は医師や博士の資格はもっていない。では、一体なぜ、自分たちの名前の頭文字などではなく、この3文字のユーザー名をチョイスしたのだろうか?
米Town and Countryは、その理由について、「DOC」は、「Duke/Duchess of Cambridge(ケンブリッジ公爵/公爵夫人)」というウィリアム王子とキャサリン妃のロイヤルファミリーとしての称号の省略形だと解説。
たしかに、エリザベス女王の三男、エドワード王子の妻であるソフィー夫人が、自身が支援するチャリティ団体の職員とのZoomを使ったウェブ会議の模様をロイヤルファミリーの公式インスタグラムで公開した際にも、「CW2」というユーザー名が画面下に表示されており、これは、彼女の称号である「Countess of Wessex(ウェセックス伯爵夫人)」の頭文字を取り入れたものである可能性が高い。
1枚目、右上の画面がソフィー夫人。
このことから、ロイヤルファミリーは共通して“称号の省略形”をユーザー名に使っているようだと推察されている。
新型コロナ禍でテレワークを導入する企業が増えるなか、世界中で一気にユーザー数を一気に伸ばしているZoom。その利便性は、世界各国のロイヤルファミリーの間でも重宝されている。(フロントロウ編集部)