マッチングアプリのティンダー(Tinder)が、新型コロナウイルスの影響で外出自粛を行なう人が増えていることをうけて、有料機能を期間限定で無料提供することに。(フロントロウ編集部)

ティンダー、有料機能を無料開放

 新型コロナウイルス対策のために外に出ない日が続いていて、気分が沈む? だったらこれを機会に、オンラインで人と出会ってみるのも、ひとつの手かも。世界約190ヵ国で使われているマッチングアプリのティンダーでは、新型コロナウイルスが世界各国で深刻化してきた2020年2月20日から3月26日の間で、アプリ内でのメッセージ量が20%増加し、やりとりが続く時間が25%も長くなっていることを確認。会話の始まりも、お互いを気づかい、励ましあうものが多くなっているそう。

 そこでティンダーは、全世界のユーザーに、有料版限定だった“パスポート機能”を無料で提供することを決定した。この機能を使えば現在地(位置設定)を世界のどこの都市へも移すことが可能となり、その国に住むユーザーと会話を楽しむことができる。

画像: ティンダー、有料機能を無料開放

 ティンダーでパスポート機能を使う方法は以下の通り。

パスポート機能の設定方法
1.設定を開く
2.「私の現在の位置」を選択
3.「新しい場所を追加」を選択
4.行きたい場所にピンを置く

 ティンダーのCEOエリー・セイドマンは、この決定について、こうコメントしている。

「昨今の不安定な情勢の中で、孤独や不安から解放されて誰かと繋がりを持ち、コミュニケーションを取りたいと思っている方々に、本機能が少しでも力になることができればと願っております。我々は実際にユーザーの皆様がどのようにTinderを利用して、どのような繋がりを求めているかにインスピレーションを受けています。我々はこれからも人々が互いに支え合い、助け合う社会作りに貢献していきます」

 パスポート機能が無料で使用できるのは、2020年4月30日まで。(フロントロウ編集部)

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