コンサートやイベントはいつ再開される?
新型コロナウイルスのためジャスティン・ビーバー、ビリー・アイリッシュ、カミラ・カベロ、ハリー・スタイルズ、クイーン+アダム・ランバート、リンゴ・スター&ヒズ・オールスター・バンド、ザ・ローリング・ストーンズなど、数々のアーティストのライブやフェスが中止や延期になり、エンタメ界は大打撃を負っている。
欧米では外出禁止令や外出の自粛が続く中、ファンだけでなくアーティストたちもいつになったらエンタメ界に活気が戻り、コンサートやイベントが楽しめる日が訪れるのか心待ちにしている人が多く、アリアナ・グランデは自身のスウィートナー・ワールドツアーの時の写真などをよくシェアしている。
アリアナ・グランデがインスタグラムにシェアしたツアーの様子。
そんななか、米NY Timesで5人の専門家や医者などが集まった対談が掲載された。アメリカ経済の立て直しなどが語られたこの対談の中で、医師でありペンシルバニア大学のグローバルイニシアチブの副主任であるジーク・エマニュエルがコンサートの再開時期を明言した。
エマニュエル医師が予想するコンサートやイベントなどの再開時期は、なんと2021年の秋。
エマニュエル医師は6フィート(約2メートル)の距離が保てるものなら、より早く再開できると言うが、「カンファレンス、コンサート、スポーツイベントなどの大規模な集まりや会議、卒業イベントを2020年10月に延期したと言う人がいるけれど、彼らはどういう理由でそれがあり得る可能性だと考えているのか不可解です。私はそういったこと(大規模な集会やコンサートなど)が(社会に)戻ってくるのは最後になると思っています。現実的に、早くても2021年の秋だろうと話しています」と、なんとコンサートなどの大規模イベントの開催は向こう1年半以上は難しいと語った。
コンサートの返金に関してトラブルが発生
大規模イベントが開催できるのは早くても2021年秋頃だというショッキングな情報が米NY Timesによって報じられるなか、アメリカのコンサート業界では混乱が続いている。
アメリカのチケット販売会社のチケットマスターは、当初「イベントが延期、リスケジュール、またはキャンセルされた場合払い戻しは可能です」とされていたチケットの払い戻しのポリシーを突如として変更。返金は完全に中止された公演のみとなった。
新型コロナウイルス流行のため多くのコンサートが開催日未定での延期となっているため、この新しいルールのもとでは、ほとんどのチケット購入者が返金手続きができないことに。多くの人が経済的に不安な中のポリシー変更に対し、チケットを購入したファンたちは激怒し、現在、チケットマスターのこの決定はSNSを中心に炎上している。(フロントロウ編集部)