外出禁止令が出されているイギリスで、1台の車が警察に止められた。運転手が明かした外出の理由を、警察が一刀両断。(フロントロウ編集部)

外出禁止のなか、270キロの旅

 新型コロナウイルスが世界的流行となり、多くの国で外出禁止令が出されている。イギリスでは1日1回の散歩や、最寄りのスーパーへの買い出しなど、生活に必要な外出だけが許されており、それに違反した人には警察が罰金を科すことも。

 そんななか、イギリス南西部のデヴォンで1台の車が警察に止められた。車に乗っていた男性が話したところによると、なんと彼は家から170マイル(約270キロ)も移動していたそう。しかもその「理由」を聞いた警察はあきれた様子で、事のてん末をツイッターに投稿し、男性を“公開処刑”。

「妻と3人の子どもがいる家から出たいといって、自分が所有するBMWに乗って、170マイル(約270キロ)もの旅に出るのは、不要不急ではありません!道は以前より静かになったとはいえ、理解しない人々はいるものですね」

 270キロといえば、日本でいえば東京から静岡や福島へ行ける距離。警察は彼に罰金を科したかどうかは明らかにしていないけれど、きつく叱られたことだけは間違いなさそうだ。

各地の警察、“不要不急”を守らない人に注意

 様々な理由を見つけては外出を正当化しようとする人々の存在は、新型コロナウイルスの感染拡大に対応している各国や、その警察を困らせている。

 イギリス北西部の自然豊かなカンブリアでは、地元の人々が隠れたスポットへ出かけようとするところを、警察が厳重注意。「私たちはずっと外で見張っているため、隠れて出かけようとしないこと」とコメントした警察はツイッターで、厳しいメッセージを送った。

「自分は静かな場所を知っていると思って、(外出禁止の)ルールは自分には当てはまらないと考え、外出している住民が何人かいるようですね!全員が注意を受け、家に帰されました。失望させないでください!」

 また、オーストラリアのラビントンで交通事故を起こした男性は、その外出の理由を、ドラッグを買いに行こうとしていたと明かした。もちろん警察は、その理由を必要な外出に当てはまるとは考えず、外出禁止のルールを破ったとして男性に罰金を科した。(フロントロウ編集部)

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