エルモの父親が頑張る親にメッセージ
1969年にスタートしたアメリカの人気番組『セサミストリート』は、これまでザック・エフロンをはじめ、サラ・ジェシカ・パーカーやジョン・レジェンド、ワン・ダイレクションなど、数々のセレブたちが出演。
チャンス・ザ・ラッパーと『セサミストリート』の仲間たち。
そしてジーラクという男女平等の象徴として誕生したキャラクターや、ジュリアという自閉症を持ったキャラクター、ザリという女の子たちに希望を与える目的で誕生した番組史上初となるイスラム系女性キャラクターなど、個性豊かなキャラクターを登場させ、世界に数々のメッセージを発信してきた。
ジュリアとジュリアの家族。
そんな『セサミストリート』に登場する代表的なキャラクターであるエルモの父親ルーイが、あるメッセージを放ったことで注目を集めている。
ルーイがメッセージを送ったのは、新型コロナウイルスのため外出禁止や外出自粛生活を送り、自宅で子供たちと一緒に24時間過ごす親。普段とは違い、四六時中自宅で子供と過ごしている親が多く、なかには少なからずストレスを抱えている人も。そんな人たちのためにルーイはメッセージを送った。
「やあ、みんなルーイだよ」と動画が始まるやいなや、エルモが「お父さん!エルモのピロー・フォートを作るのを手伝ってくれない?」と邪魔をするという、どこの家庭でも見られる親子のやり取りが。
そしてルーイは「子供たちと一緒に過ごす時間は素晴らしいけれど、少し圧倒されることもある。でも、これだけは言わせてほしい。親御さんたち、あなたたちは素晴らしい仕事をしているよ。でも忘れないで、自分の時間を取って自分をケアすることも大事だということを。好きな曲を聴いてもいいし、ストレッチしてもいい。深呼吸をするだけでもいいよね」と家で頑張る親たちを褒めて自分たちの時間も取るようにとアドバイスした。
続けてルーイは「私たちはできる限りのことをやっているから、それで大丈夫」とメッセージを送り、あまり気を張らずにそのままでいいということを語った。
最後にはまたエルモとの親子のやり取りに戻り、まさに今の親たちの姿を描いた動画となった。
『セサミストリート』は、新型コロナウイルスのための外出禁止や外出自粛生活が続く今、家で楽しく過ごせるための特別番組を放送することも決定しており、少しでも子供たちや親を楽しませようとしている。(フロントロウ編集部)