カニエ・ウェストがトランプ大統領への支持を表明
ラッパーのほかにファッションデザイナーや実業家、さらに最近では毎週日曜日に「日曜礼拝」を開催するなど宗教活動にも力を入れているカニエ・ウェストが、今年11月に予定されているアメリカ大統領選挙で現職のドナルド・トランプ大統領に投票する意思を固めたことを米GQのインタビューで明かした。
2016年の米大統領選挙の時からトランプ大統領の熱烈な支持者として知られるカニエは、トランプ大統領が掲げる「Make America Great Again(アメリカを再び偉大にしよう)」というスローガンが書かれたキャップをかぶったり、ホワイトハウスを訪問してトランプ大統領と対談したり、これまでに様々なかたちでトランプ大統領への支持を表明してきたが、肝心の2016年の大統領選挙では誰にも投票していなかった。
GQのインタビューで2020年の大統領選挙はどうするつもりなのかと聞かれたカニエは、「今回の選挙では必ず投票する。そして俺が誰に投票するつもりなのか、もうみんな知ってるよな」と回答。トランプ大統領の名前をこそ出さなかったが、これまでの流れからするとカニエがトランプ大統領に一票を投じようとしていることは誰の目にも明らか。
ただし、ショービズ界での支持率が圧倒的に低いトランプ大統領を応援することで、今後、カニエに対して逆風が吹き荒れることは確実。カニエは一部の人たちから批判の声があがることを想定してか、「自分の意見を持つこことができないなら、(影響力がある)セレブでいる意味がない。誰にだって自分の意見を持つ権利はある。そうだろ?」と牽制している。
ちなみに、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、アメリカでは予定通りにちゃんと選挙を行うことができるのかどうかも不透明な状況が続いているが、このままいくと民主党候補に指名されることが確実となっているジョー・バイデン元米副大統領と、現職のトランプ大統領の一騎打ちになることが予想される。(フロントロウ編集部)