日本時間4月19日に開催されたバーチャルライブ『ワン・ワールド:トゥギャザー・アット・ホーム(One World: Together at Home)』で起こった名シーンを総まとめ。(フロントロウ編集部)

139億円の支援金が集まる

 レディー・ガガが、新型コロナウイルス(Covid-19)の感染拡大との闘いを支援する目的で非営利団体のグローバル・シチズン(Global Citizen)と世界保健機関(WHO)がタッグを組んで開催されたバーチャルライブ『ワン・ワールド:トゥギャザー・アット・ホーム(One World: Together at Home)』。

 ビリー・アイリッシュやリゾといった今旬のアーティストから、ポール・マッカートニーやザ・ローリング・ストーンズ、スティーヴィー・ワンダー、エルトン・ジョンといった大御所アーティストまで出演した同バーチャルライブは、約139億円(1億2,790万ドル)が支援金として集まったとグローバル・シチズンが発表しており、チャリティライブとして大成功を収めた。

 そんな多くのアーティストが集まったチャリティライブ『ワン・ワールド:トゥギャザー・アット・ホーム』で起こった出来事を総まとめ。

テイラー・スウィフト、母親に捧げた楽曲を披露

テイラー・スウィフトは、ガンと闘う母親アンドレアのために作った楽曲「スーン・ユール・ゲット・ベター 」を披露。この楽曲はテイラーにとってかなり思い入れがある楽曲で、米Billboardのインタビューではこの楽曲をライブで出来るかわからないと語り、テレビ番組『サンデー・モーニング』でも「未だに聴くことが出来ない」と語っていたほど。そんな背景を知る多くのファンは、テイラーが医療従事者を支援するためにこの楽曲を歌ったことに心打たれ、ネット上には感動を伝えるコメントが溢れた。


カミラ・カベロ&ショーン・メンデスがデュエット

新型コロナウイルスのため、一緒に隔離生活を送るショーン・メンデスとカミラ・カベロ。2人はピアノの前に座り、ショーンが弾く伴奏と共にルイ・アームストロングの名曲「ホワット・ア・ワンダフル・ワールド」を披露し、美しい歌声を響かせた。


レディー・ガガ自宅で鑑賞

今回のチャリティバーチャルライブ『ワン・ワールド:トゥギャザー・アット・ホーム』の立役者となったレディー・ガガは、自身の楽曲ではなくナット・キング・コールの「スマイル」を弾き語りで披露。ガガは楽曲を演奏する前に「今夜あなたのために、少しだけでも笑顔になる許可を与えたいです」と語り、少し暗くなったこの世界に笑顔をもたらした。

さらにガガは自宅で『ワン・ワールド:トゥギャザー・アット・ホーム』を多くの視聴者と同様に鑑賞しており、その様子を自身のインスタグラムで公開した。


ビヨンセがサプライズ登場

トゥゲザー・アット・ホームに出演予定ではなかったビヨンセがサプライズで登場。他のアーティストのように楽曲は歌わなかったものの、家族と離れ新型コロナウイルスと闘っている医療従事者に感謝の気持ちを述べ、ビヨンセの出身地であるヒューストンでは新型コロナウイルスで命を落とした人の57%がアフリカ系アメリカ人であることから、自分たちのコミュニティーにメッセージを送った。


ザ・ローリング・ストーンズ、チャーリーのエアドラムで笑顔に

大御所ロックバンドのザ・ローリング・ストーンズもパフォーマーとしてメンバーの自宅から遠隔で出演。欲しいものがいつも手に入るわけではないけれど、本当に欲しいものは手にしているということを歌った「ユー・キャント・オールウェイズ・ゲット・ホワット・ユー・ウォント(無情の世界)」を披露。ミック、ロン、キースが実際に楽器を弾くなか、なんとチャーリーだけ楽しそうに1人エアドラムをしている姿に多くの人が笑顔になった。


スティーヴィー・ワンダーが友人を追悼

スティーヴィー・ワンダーは、心臓疾患の合併症のため4月にこの世を去ったソウル界のレジェンドであるビル・ウィザースを追悼。スティーヴィーは「私の友達であるビルは、このようなパーフェクトな楽曲を持っています。今夜はみんなでビルのことを思い出したい」と語り、ビルの代表曲とも言える「リーン・オン・ミー」と愛が必要なんだと歌うスティーヴィーの「ラブズ・イン・ニード・オブ・ラブ・トゥデイ」をパフォーマンス。


ポール・マッカートニー、世界のリーダーに医療システムの強化を訴える

元ザ・ビートルズのポール・マッカートニーは、自宅のピアノを弾きながら労働階級の女性に捧げた「レディ・マドンナ」を披露。パフォーマンス中には、第一線で活躍する医療従事者たちの写真が。またポールの母親は第二次世界大戦中にナースと助産師をしていたようで、医療従事者たちにエールを送るとともに「もう二度とこのようなことが起こらないように、世界中のリーダーへ医療システムを強化することが必要だということを訴えよう」と呼びかけた。


キース・アーバンが3人!?

それぞれの出演者が少しでも見ているファンを楽しませようと工夫したパフォーマンスを披露するなか、キース・アーバンもちょっとした仕掛けを。キースはスティーヴ・ウィンウッドのヒット曲「ハイヤー・ラブ」を披露した際、なんと3人のキースが出現。1人3役のバンドのような形でパフォーマンスした。さらには最後に妻のニコール・キッドマンもサプライズで出演させるという演出でファンを沸かせた。


セレブの自宅が気になる人が続出

今回スタジオやイベント会場ではなく、出演者が遠隔でパフォーマンスしたということもあり、ほとんどのアーティストが自宅から出演。そのため滅多に見ることが出来ないアーティストの自宅を見ることができ、自宅が気になるファンが続出。

ジェニファー・ロペスは豪華な裏庭でパフォーマンスし、チャーリー・プースはベッドの上が散らかったままの状態で出演しと、それぞれの個性が爆発した。

(フロントロウ編集部)

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