マーベル・スタジオ製作の映画『スパイダーマン』シリーズでスパイダーマン役を演じている俳優のトム・ホランドが、外出自粛中の自宅でスパイダーマンに変身。有り合わせで仮装して、3歳の男の子の誕生日を祝う姿にグッとくる。(フロントロウ編集部)

トム・ホランドが家にある物で「スパイダーマン」に

 MCU(※)映画『スパイダーマン:ホームカミング』とその続編の『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』、そしてMCUのヒーローが集結する映画『アベンジャーズ』シリーズで、ピーター・パーカー/ スパイダーマン役を演じている俳優のトム・ホランドが、あるセレブキッズのためにサプライズを決行した。

※マーベル・シネマティック・ユニバースの略

 弟や友人らとともに、故郷イギリスの自宅で新型コロナウイルス感染拡大防止のための自己隔離生活を送っているトムは、アメリカの人気トーク番組『ジミー・キンメル・ライブ!』にビデオ通話を通じて遠隔出演。

 司会のジミー・キンメルに外出自粛中の近況について語ったトムは、通話の終盤で、じつは当日が3歳の誕生日でスパイダーマンの大ファンだというジミーの長男ビリー君のために、スパイダーマン/ピーターに扮して交流した。

画像: トム・ホランドが家にある物で「スパイダーマン」に

 ジミーから、「君にお願いがある。僕の息子のビリーは今日で3歳になるんだ。僕たちは君がスパイダーマンを演じた2作を何度も何度も観てる。誕生日パーティーには、スパイダーマンを呼んであげると約束していたんだ。もちろん、誰かを雇ってスパイダーマンの衣装を着てもらうつもりだった。でも、こんな状況だし、ビリーのパーティーには誰も来てくれない。僕らだけでパーティーをするよ。でも、君がビリーに挨拶をしてくれたらなと思って…」と、もちかけられたトムは、「もちろんだよ!」と二つ返事でOK。

 残念ながら、撮影で使ったスパイダーマンのスーツは手元にはなかったものの、ジミーとビリー君、そしてビリー君の姉のジェーンちゃんがソワソワとした様子でスパイダーマンの登場を待つなか、トムは、自宅にあったストレッチ素材の赤いフェイスマスクとサングラス、蜘蛛のマークがプリントされたスウェットのベストと蜘蛛の巣の模様が描かれた指ぬきグローブで、簡易版のスパイダーマンになりきり、3人の前に登場した。

画像1: ©Jimmy Kimmel Live / Youtube

©Jimmy Kimmel Live / Youtube

 憧れのスパイダーマンの登場に感動しつつ、照れたような表情を浮かべるビリー君に、マスクを外して「やあ、ビリー君。僕はピーター・パーカーだよ。ニューヨークのクイーンズに住んでるんだ。君たちは?」とアメリカンアクセントで語りかけたトム。ジェーンちゃんが「私たちはカリフォルニアに住んでるの!」と元気よく答えると、「そうなんだ」といった驚いたような表情でピーターを演じきっていた。


「顔が可愛い」と褒められる

 ジミーに「ピーター・パーカーの顔についてどう思う?」と聞かれたジェーンちゃんが「可愛いとと思う!」と答えると、トムが思わず両手の親指を立てて満足気にポーズを決め、「どうも、ありがとう!感謝するよ。とても親切だね」と返す場面も。

画像2: ©Jimmy Kimmel Live / Youtube

©Jimmy Kimmel Live / Youtube

 最後はビリー君のために用意されたスパイダーマン型のバースデーケーキが運ばれ、みんなでバースデーソングを歌うという、微笑ましい演出でトムの出演シーンは幕を閉じた。

 この模様は、下の動画の5分20秒頃から見ることができる。

 両親や自身と同じく俳優として活動する弟たちとともに「The Brothers Trust(ザ・ブラザーズ・トラスト)」と名づけた基金を立ち上げ、光が当たりにくい小さな慈善団体の活動を紹介したり、寄付を集める支援をしてきたトム。

 新型コロナウイルス禍で経済難に直面する人も多いなか、「誰かから募金を集めるのは気が引ける」と、自分たちでチャリティに寄付を行なう一方で、自主隔離中の人々が寂しい思いをしないよう、コミュニケーションを活性化しようと、オンラインでのトリビアクイズ・イベントなども企画している。(フロントロウ編集部)

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