テイラー・スウィフトがインスタグラムで公開した“何の変哲もないセルフィー”には何かが起こる前兆?世界中のファンたちがソワソワしている理由とは? (フロントロウ編集部)

テイラー・スウィフトが公開した“何の変哲もないセルフィー”

 日本時間の4月28日、すっぴんのようにも見える極薄メイクに、自然にセットされた髪、シンプルなUネックの黒トップスという、簡素な出で立ちでカメラを真っ直ぐに見つめ、ほぼ無表情で撮影したセルフィー(自撮り写真)をSNSを通じて公開したシンガーのテイラー・スウィフト

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Not a lot going on at the moment

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 「Not a lot going on at the moment(今のところ特に何も起こっていない)」という一文が添えられたこの写真は、一見、新型コロナウイルス感染拡大防止のための外出自粛に徹しているテイラーが、暇を持て余していることを表現しているかのようにも見える。

 しかし、過去に発表された楽曲の歌詞やMV、SNSへの投稿に至るまで、次の作品にまつわる情報や自身のプライベートでの問題に関する風刺など、さまざまな隠しヒントやメッセージを忍ばせてきたテイラー。そんな彼女が突如として投下した意味深な1枚だけに、ただ単に、退屈を理由に自撮り写真を公開したとは考えにくい。

 この“なんの変哲もないセルフィー”にも、じつは、今後のテイラーの動向を予告する重大なヒントが秘められているに違いないと、例のごとく、一部のファンたちが躍起になって謎解き合戦を繰り広げている。

 海外のコアなファンたちの間で人気となっている“濃厚説”をいくつかチェックしてみよう。


仮説1:「5月8日」に何かが起こる?

 ツイッターやインスタグラムにこの写真が投稿されたのは、米現地時間の午後「5時8分」。

画像: ©Taylor Swift/ Twitter

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 この「5」と「8」という数字を足すと、テイラーがデビュー当時から願かけで使っている彼女のラッキーナンバーの「13」となる。

 これはテイラーの常套手段で、何か大切な告知がある時や、楽曲やアルバムのリリース日などは、“足して13”となる日付に焦点を合わせることが多い。

 例えば、2019年に発売されたキャリア通算7枚目のアルバム『ラヴァー(Lover)』の発売日も8月23日、つまり「8+2+3=13」となるように設定されていた

画像: ギターを弾く手に「13」とペイントしてパフォーマンスするテイラー。近年ではあまり見られないものの、ファンの間ではお馴染みの光景。

ギターを弾く手に「13」とペイントしてパフォーマンスするテイラー。近年ではあまり見られないものの、ファンの間ではお馴染みの光景。

 こうした前例から、今、このタイミングでは最も近い日付である「5月8日」に、テイラーが新曲もしくは『ラヴァー』収録曲の新たなMV、または、世間がまったく予想もしていない、新たなプロジェクトなどが発表されるのではないかとウワサされている。


仮説2:セルフィーに添えられた「文言」は「22」を意味する?

 テイラーのコアなファンならば、すぐに気づいたかもしれないが、セルフィーに添えられた「Not a lot going on at the moment」という一文は、テイラーが2013年にリリースした楽曲「22」のMVで着用しているTシャツに書かれている文字と一致する。

画像1: ©Taylor Swift/ YouTube

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 このことから、「22」という楽曲、もしくは「22」という数字が、今後予定されているであろう重大発表に何か関係があるのではないかという説もささやかれている。


仮説3:「ザ・マン」のMVに関連ヒントが?

 「5」、「8」という数字を見て、もう1つ思い当たるのが、テイラーが2月に発表した「ザ・マン(The Man)」のMVに登場するワンシーン。

 男性優位社会に物申すパワフルなメッセージを込めた歌詞が並ぶ同曲のMVでは、テイラー自らが傍若無人なウザ男“タイラー・スウィフト”に扮したダークユーモア溢れる風刺の数々が話題に。

 その中には、名声や権力を手にした中年・高齢男性たちが、自分より一回りも二回りも年が離れた若い女性と交際したり結婚したりする傾向が強いという、しばしば世間で疑問視される風潮を揶揄した場面も含まれていた。

画像2: ©Taylor Swift/ YouTube

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 このシーンの冒頭では、「58 yars later…(58年後…)」と表示されるため、MVの公開直後から、一体どういう意味が込められているのかと注目を集めていたが、今回テイラーが“何の変哲もないセルフィー”を投稿した時刻の「5時8分」と奇しくも数字の並びが一致している。

画像3: ©Taylor Swift/ YouTube

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 さらに、テイラー扮するタイラーが駅のプラットフォームで立小便をするシーンがあるが、この時、壁にかけられた尿で描かれた青紫のグリッターカラーの文字が、「The Man」という曲名から、かすかに「This May(今年5月)」と変化したように見えるのを、見逃さなかったファンも。

画像4: ©Taylor Swift/ YouTube

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 このことからも、“5月中に何かが起こる”というのは間違いないようだと期待が高まっている。


仮説4:あの曲の「MV」が公開か?

 もしも、テイラーが控えているとされる重大発表が、新MVのリリースだったとしたら、それは、アルバム『ラヴァー』のトラックリストの2曲目に収録されている「クルーエル・サマー(Cruel Summer)」のMVのはずだと言われている。

 この説も「ザ・マン」のMVに込められたある小さなヒントから派生したもの。

 MVの最後に登場する、監督を務めたテイラーが“タイラー”にダメ出しをするシーンで、テイラー監督が座っていたディレクターズ・チェアの背に「2」と書かれたステッカーが貼られており、これが“トラックリストの2曲目”を意味していると解釈されている。

画像5: ©Taylor Swift/ YouTube

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画像6: ©Taylor Swift/ YouTube

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濃厚なのはこの説!

 これらの仮説は、すべてファンたちの憶測にすぎないが、そのなかでも最も濃厚なのではないかと支持されているのが、「公開の告知が5月8日に行なわれ、「クルーエル・サマー」のMVが5月22日に公開されるのではないか」という説。

 5月22日というのは、前述の楽曲「22」にまつわるヒントから来ている推測で、「2020年の5月22日」の数字をすべて1桁にバラして合計すると「2+0+2+0+5+2+2=13」となることから、テイラーのこれまでの手法を踏まえると、何らかの新作のリリース日としては、最適だと指摘されている。


 テイラーは、新型コロナウイルス感染拡大への懸念から、この夏以降に予定していた音楽フェス形式の小規模ツアー「ラヴァー・フェスト(Lover Fest)」の全日程をキャンセル・延期としたことを発表したばかり。

 パンデミックの影響で仕方がないことだとは理解しつつも、やはり落胆の色が隠せないファンたちのために、テイラーが水面下で今後どんなサプライズを用意しているのか、今回の「5月8日(もしくは22日)に何かが起こる」という説も含め、目が離せない。(フロントロウ編集部)

※記事内の表記の脱字を修正しました。

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