キルスティン・ダンストのハマり役『ビカミング・ア・ゴッド』
ドラマ『ビカミング・ア・ゴッド』は、アカデミー賞で作品賞ほか3冠を達成した映画『アルゴ』を手がけたジョージ・クルーニーが製作総指揮、ゴールデン・グローブ賞、エミー賞にノミネートされたキルスティン・ダンストが同じく製作総指揮と主演も務めた、収入や夫に満足していない女性のバイブル的ドラマ。
ほかにも、映画『メルビンとハワード』でアカデミー賞を受賞したメアリー・スティーンバージェン、ドラマ『ビッグ・リト ル・ライズ』でゴールデン・グローブ賞を受賞したアレクサンダー・スカルスガルドなどが出演する、ハリウッド映画の最強チームが集結したブラック・ユーモア溢れる注目作。
2019年8月からのShowtimeでの放送が非常に好評だったため、そのわずか1ヵ月後、シーズン2の制作が決定。そんな本作は、5月1日よりAmazonプライム・ビデオ「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」で配信開始。そこで、本作の主役のクリスタルを演じるキルスティンから、『ビカミング・ア・ゴッド』の面白さを語る映像が到着した。
「最高の脚本」とキルスティン・ダンスト
『ビカミング・ア・ゴッド』は、「キルスティン・ダンストの過去作の中で最高の一作」と米ローリング・ストーンで評され、2020年1月に開かれたゴールデン・グローブ賞では、ミュージカル/コメディ部門の女優賞にノミネートされるなど自身の演技が評価された1作。彼女は本作について、「たくさん資料を読んで最高の脚本だと思った。全ての台詞が斬新だったの」と述べている。
キルスティンといえばトビー・マグワイア版『スパイダーマン』のヒロインやソフィア・コッポラ監督作『マリー・アントワネット』でマリー・アントワネットを演じていた。だが本作では、体重を増やし、90年代ファッションに身を包み、満足な収入なし、貯金無し、そしてまさかの家までなくし、夫の借金と「FAM」の大量在庫を抱える崖っぷち主婦を見事に演じきっている。
キルスティンは、「『ビカミング・ア・ゴッド』は、アメリカンドリームの嘘や金儲けに翻弄される女性の物語よ。クリスタルは1992年のオーランドで慣れない子育てと仕事を両立させている。一方夫はネットワークビジネスに傾倒しているの。儲かると言われていたのにお金は入ってこない」とストーリーの軸となるネットワークビジネスについても触れている。
続けてキルスティンは「イカれた事もやったわ。俳優歴は長いけどかなり興奮した」と語り、ドラマがますます楽しみになるコメントを送ってくれた。
本作で彼女が演じるヒロインの姿は、彼女がこれまで演じてきた役柄や、従来のヒロイン像には収まらず、強くたくましく、生きる為の知恵と強さがみなぎっている。今を生きる“負け女(マケジョ)”たちに、どん底からサバイバルする術を教えてくれるだろう。混乱を極めた今の社会だからこそ、クリスタルのどん底から這い上がる勇気をもらえる作品。
配信:Amazon Prime Videoチャンネル 「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」
字幕版・吹替版 2020年5月1日より全話一挙配信
放送:BS10 スターチャンネル
STAR1字幕版2020年6月19日より 毎週金曜23時放送ほか
※2020年6月13日は20時~第1話 先行無料放送
STAR3 吹替版:2020年6月24日より 毎週水曜22時放送ほか
(フロントロウ編集部)