新型コロナ禍の苦肉の策として誕生した「ドライブスルー形式のストリップショー」が大盛況となっている。(フロントロウ編集部)

ドライブスルー形式のストリップショー

 世界中で猛威を振るい続ける新型コロナウイルス(Covid-19)の影響で、「密閉」、「密集」、「密接」の「3密」がそろってしまいがちな多くの風俗店でも営業自粛や休業措置が取られている。

 そんななか、米オレゴン州ポートランドにあるストリップクラブが考案した、社会的距離(ソーシャル・ディスタンス)を保ちながら楽しめる、“ドライブスルー形式のストリップショー”が顧客たちに大好評となっている。

 ストリップクラブ「ラッキー・デビル・ラウンジ」が、コロナ不況による従業員やダンサーたちの解雇を免れるための苦肉の策としてスタートしたのが、クラブの屋外駐車場にテントを設置し、音響・照明機材やダンサーたちがパフォーマンスを披露するステージを用意して、顧客たちがその中を車でゆっくりと通過しながらショーを鑑賞できるという画期的な方法。

 テイクアウトの温かい食事とセットで車1台あたり30ドル(約3,200円)、同乗者がいる場合は1人10ドル追加という良心的な価格もウケて、毎週金・土・日曜日の夜6時~10時の4時間だけ行なわれているこの営業方法は、口コミで評判となり、遠方からわざわざ足を延ばして駆けつける客もいるほど。

 利用者たちは、食事が用意される間、車内にいながらストリッパーたちがDJが奏でる音楽にのせてポールダンスを踊る様子を眺めることができるほか、おまけとしてトイレットペーパーが1ロールついてくる。

 「ラッキー・デビル・ラウンジ」のオーナーのショーン・ボールデン氏は、ドライブスルー・ストリップショーの成功について、「ダンサーたちはお金を稼げているし、やって来るお客様は、みんな大興奮して動画を撮ったり、お金を投げたり、非常に楽しんでくださっています。たくさんの人たちが、車内から女の子たちが踊るのを見て、嬉しそうにしているのを見るのはワクワクしますよね」と米New York Timesにコメント。

 さらに、地元メディアThe Oregonianには、「(コロナ禍で)すべてのビジネスが痛手を負っています。みんな同じです。私たちもそんな小さなビジネスの1つなのです。幸い、私たちは、このニッチな方法を編み出せたことで成果が出ています」とも語っている。(フロントロウ編集部)

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