ジャスティン・ビーバー&アリアナ・グランデがコラボ曲発表へ
米現地時間の5月1日に「重大発表がある」とツイッターを通じて予告していたシンガーのジャスティン・ビーバーと、それに「みんなそのときに会おうね」と反応して待望のコラボを予感させていたシンガーのアリアナ・グランデが、ウワサ通り、コラボソング「スタック・ウィズ・ユー(Stuck with U)」を5月8日にリリースすることを発表した。
6年越しのコラボ
ジャスティンとアリアナのコラボは、じつに6年越しに実現。2014年5月に、2人がレコーディングスタジオで一緒に過ごす写真が公開されたことでコラボのウワサが浮上されたが、以降、2019年のアリアナのコーチェラ・フェスでの公演にジャスティンがサプライズ出演し、ステージ上での共演が実現したことはあるものの、コラボ曲が世に出るのは今回が初めてとなる。
2014年5月に公開されたジャスティン&アリアナの写真と2020年5月にお披露目された「スタック・ウィズ・ユー」のカバーアートを比較したファンによる投稿。
収益は「ヒーローの子供たち」の支援へ
「スタック・ウィズ・ユー」は、その収益が新型コロナウイルスの最前線で働く医療従事者や警察官、救急救命士、救急隊員、消防隊員といった“ファースト・レスポンダー”と呼ばれる必須労働者の子供たちを支える慈善団体「ファースト・レスポンダーズ・チルドレンズ・ファンデーション(First Responders Children’s Foundation)に寄付されるチャリティソング。
ジャスティンは、リリース告知とともに出された公式声明の中で「僕たちは今、医師や看護師、ヘルスケアワーカーのみなさんが毎日行なっている、献身的で絶え間なく、素晴らしい努力をこれまで以上に目の当たりにしています。僕らの願いは、僕たちの声を通じて、彼らや彼らの家族に対する認識を高め、彼らが必要としているサポートを提供することです。友人であるアリアナやSBプロジェクト(※)のファミリーと協力して社会に貢献しようと試みられることを光栄に思います」とコメント。
※ジャスティンやアリアナが所属する敏腕マネージャー、スクーター・ブラウン率いるマネージメント会社SB Projectsのこと。
アリアナは、インスタグラムへの投稿で「友だちであるジャスティンと私がファースト・レスポンダーズ・チルドレンズ・ファンデーションとSBプロジェクトと提携したことをお知らせできることに感謝しています。『スタック・ウィズ・ユー』のストリーミングやセールスによる収益は、世界的パンデミックの第一線で活躍している、医療従事者や救急救命士、救急隊員、警察官、消防隊員といったファースト・レスポンダーの方々の子供たちの助成金や奨学金として寄付されます」と説明している。
医療従事者やファースト・レスポンダーとして働く人々は、新型コロナ禍における“ヒーロー”のような存在。「スタック・ウィズ・ユー」の収益は、そんなヒーローたちの志を受け継ぐ子供たちの未来を応援するために役立てられる。
ジャスティンとアリアナのこれまでの新型コロナ救済支援
ジャスティンは、新型コロナウイルス感染拡大の最初の震源地となった中国に対して、いちはやく多額の寄付を行なったセレブの1人。
その後も、食糧支援を行う活動「オール・イン・チャレンジ」に参加にし、寄付を行なった人の中から抽選となる当選者の自宅を訪れて2009年の大ヒット曲「ワン・レス・ロンリーガール」を歌う権利をオファーして募金集めに貢献したり、隔離生活を送っている故郷カナダのアーティストたちと一緒にチャリティプロジェクト「ArtistsCAN(アーティスツキャン)」を発足してチャリティソングを発表しているほか、大々的には発表していないが、生まれ育ったオンタリオ州ストラトフォードの病院で働く医療スタッフたちのために、食事を差し入れるといった細やかな方法でも支援の手を差し伸べている。
ジャスティンは妻のヘイリー・ビーバーとともに、地元のレストランを通じて病院に大量のテイクアウトランチを差し入れ。
一方のアリアナも、新型コロナ禍で経済的な危機に陥ったファンに、直接現金給付をしたり、ジャスティンと同じく「オール・イン・チャレンジ」に参加して、自分と一緒にスタジオで遊んだりディナーに行ける権利をオファーしたり、ディズニー協賛の米ABCのチャリティ特番『The Disney Family Singalong(ザ・ディズニー・ファミリー・シングアロング)』に出演したりと、さまざまな方法で困窮する人々に助け舟を出している。
アリアナが『The Disney Family Singalong』で披露したディズニーアニメ『ヘラクレス』の劇中歌「アイ・ウォント・セイ・アイム・イン・ラブ」の在宅パフォーマンス。
5月8日に解禁されるジャスティンとアリアナのコラボ曲「スタック・ウィズ・ユー」。一体どんな楽曲に仕上がっているのか、リリースが待ちきれない! (フロントロウ編集部)