テイラー・スウィフトが遠方から新型コロナウイルス感染拡大の“震源地”と呼ばれる場所に出向き、患者たちのケアを行なった勇敢な看護師を手厚く労った。(フロントロウ編集部)

テイラー・スウィフト、「コロナ震源地」に出向いた看護師に感謝

 感染者数・死者数が世界最多となり、中国、イタリアに次ぐ、第3の新型コロナウイルス(Covid-19)感染の“震源地”となっているアメリカ。そのなかでも、最も感染拡大が著しく、医療従事者たちが苦しい戦いを強いられているのがニューヨーク州。

 そんなニューヨークで新型コロナウイルスに感染した患者たちのケアにあたるため、自ら志願して地元ユタ州から出向いた女性看護師に、シンガーのテイラー・スウィフトが直筆の手紙とたくさんのプレゼントを贈っていたことが分かった。

画像: テイラー・スウィフト、「コロナ震源地」に出向いた看護師に感謝

 普段は、ユタ州にあるマッケイ・ディー病院で正看護師として勤務しているホイットニー・ヒルトンは、派遣先となったニューヨーク州にある医療施設ノースウェル・ヘルス・ロング・アイランド・ジュ―イッシュ・メディカル・センターで激務を終え、30歳の誕生日を祝うため、ユタ州にある自宅に戻った。

 彼女の誕生日当日、ホイットニーの自宅に届けられたのは、愛してやまないテイラーからの小包だった。

 無事の帰還を待っていた家族によって開かれたバースデーパーティーの最中に、テイラーからのプレゼントを開けたホイットニーは感動のあまり絶叫。

 そこには、テイラーのオフィシャルグッズ一式にくわえて、テイラー本人からの直筆の感謝の手紙も同梱されていた。


テイラーからの直筆の手紙

 ホイットニーが米Peopleに明かしたテイラーからの手紙には、こんなメッセージが綴られていた。

「私からの感謝の印として、いくつかのプレゼントを贈ります。あなたが自分の命を危険に晒して、人々を助けてくれたことには、感謝しても感謝しきれません。そして、新型コロナウイルス感染拡大の深刻さをより多くの人々に伝えるために、大声でメッセージを発信してくれてありがとう」

「あなたが以前私のライブに来てくれた時の写真を見たよ! 来てくれてありがとう!次に会える時は、面と向かってあなたにお礼を伝えてハグをしたいな。愛と尊敬を込めて、テイラー」

画像: 額に入れたテイラーからの直筆レターと記念撮影するホイットニー©Whitney Hilton/ Twitter

額に入れたテイラーからの直筆レターと記念撮影するホイットニー©Whitney Hilton/ Twitter

 ホイットニーは、患者たちのケアにくわえて、自身の体験をもとに、ブログやSNSを通じて新型コロナウイルスの恐ろしさや医療現場で働くスタッフたちの疲弊する様子などを発信してきた。

 4月に公開された米Intermountain Healthcareを通じた彼女の寄稿には、「ニューヨークは大きな打撃を受けています。人々も看護師たちも医師たちも、みんなが助けを必要としています。こんなクライシスはこれまで見たことがありません」と綴られており、さらに、故郷の人々に向けて「もし私が今目の当たりにした事を、みなさんも目撃したとしたら、新型コロナウイルスの感染を予防するためなら、きっと、どんな事だってしようと思うはずです」と、感染拡大や感染予防を徹底することの重要さについて注意を促していた。

 ホイットニーのそんな勇敢で正義感に満ちた行動を知ったテイラーは、なんとかホイットニーの頑張りへの感謝を形で表したいと、自ら筆をとり、感謝の手紙を書くという最高のおもてなしを贈ったよう。(フロントロウ編集部)

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