トム・クルーズの新作映画にNASAが全面協力
新型コロナウイルス感染拡大の影響で公開が延期になった映画『トップガン マーヴェリック』をはじめ、これまでに数々の大作映画で主演を務めてきた俳優のトム・クルーズが、NASA(アメリカ航空宇宙局)とタッグを組んで、史上初めて宇宙でアクション映画を撮影することがわかった。
NASAのジム・ブライデンスタイン長官は、自身のツイッターでトムの新作映画の撮影にNASAが協力することを認めると同時に、本物の国際宇宙ステーションを使って撮影が行われることを明かした。
NASA is excited to work with @TomCruise on a film aboard the @Space_Station! We need popular media to inspire a new generation of engineers and scientists to make @NASA’s ambitious plans a reality. pic.twitter.com/CaPwfXtfUv
— Jim Bridenstine (@JimBridenstine) May 5, 2020
米Deadlineによると、NASAのほかに、電気自動車メーカーのテスラ社のCEOであるイーロン・マスク氏が設立した、宇宙開発企業のスペースX社の名前も協力者として挙がっているという。スペースXは主にロケットや宇宙船の開発や打ち上げといった宇宙輸送を業務としているが、現時点ではどういったかたちで撮影に協力するのかは不明。
また、どういった内容の作品になるのかもまったく明かされておらず、Deadlineは作品のテーマである“宇宙”にかけて、「計画は事実だが、打ち上げはまだ初期段階にある」と説明している。
主演する人気映画シリーズ『ミッション:インポッシブル』のタイトルにちなんで、巷で“不可能を可能にする男”とも呼ばれるトムは、同シリーズはもちろんのこと、出演するアクション映画では、命がけで危険なスタントを含むすべてのシーンをスタントマンを使わずに自分でこなしていることで知られる。
今回の新作映画は『ミッション:インポッシブル』シリーズの続編ではなく、まったくの新作とのことだが、“不可能を可能にする男”トムは、果たして宇宙でどんなアクションシーンを見せてくれるのだろうか。(フロントロウ編集部)