フォロワー1億人越え! ドウェイン・ジョンソンのインスタグラム
映画『ワイルド・スピード』シリーズや『ジュマンジ』シリーズといった数々のヒット作に出演し、米Forbesが毎年発表している「世界で最も稼ぐ俳優ランキング」の2019年版で、堂々の第1位に輝いたドウェイン・ジョンソン。プロレスラーから俳優に華麗なる転身を遂げた現在も、強靭な肉体をキープし続け、その人気は留まるところを知らない。
「ザ・ロック」や「ロック様」という愛称でも知られるドウェインのインスタグラムには、現在1億7,900万人以上のフォロワーがおり、特に人気の投稿は、激しく筋トレをする動画や画像。大きく育った筋肉をさらに強化するため、ストイックに体を鍛える姿は多くのファンを魅了している。
そんな彼は、新型コロナウイルス流行によりアメリカで外出禁止が始まった3月の後半頃から、ある動画や画像をSNSに投稿しなくなった事に気づいていた?
ドウェイン・ジョンソンが投稿しなくなった「ある動画や画像」
その動画や画像とは、「筋トレ風景」! ドウェインは、アメリカで外出禁止が本格化した3月の後半ごろから、トレーニングの様子を投稿することがなくなった。
有名セレブは、自宅にジムを持っていることが多く、ドウェインもその中の1人。「アイアン・パラダイス(鉄の楽園)」と名づけられた彼のジムは、まるで本物のスポーツジムのように広く、様々な機材も充実している。
しかしドウェインは、ロックダウン中に自分のトレーニング風景を投稿する事に抵抗があるそう。その理由を彼は自身のインスタグラムで明かしている。
「(ロックダウン中)僕はワークアウトを投稿していない。近くのジムでトレーニングをすることができず、家で立ち往生している世界中の何百万人もの人々に配慮したいから。(見せびらかしているようで)自分が嫌な奴に思えるだろうからね。それは僕らしくない。僕が一生懸命トレーニングしていることは知っておいて欲しいし、皆にもできるだけ早くワークアウトに戻ってもらいたいと思っているよ」
ドウェイン・ジョンソンが筋トレを始めた理由が切ない
なぜ彼がジムで運動ができない人々に対しここまで敏感になるのかというと、それには彼が「筋トレを始めた理由」が関係している。
ドウェインが子供の頃、彼の家庭は非常に貧しかった。必要なものさえ買うことができず、14歳の時には母親と住んでいたアパートを追い出されることに。彼の母親は追い詰められ、ドウェインが15歳になるまでに自殺未遂をした。ドウェインが筋トレを始めたのはその頃。
彼は自分自身もうつに悩まされており、それに対処するためにトレーニングを始めたのだという。
ドウェインは現在でも、悲しみに対処するための手段として、筋トレを取り入れていると米Selfのインタビューで語っている。彼は、自分が悲しみや辛さの対処法として利用している筋トレを、筋トレができなくて困っている人々にわざわざ見せびらかすような真似はしたくないと思っているため、SNSへの投稿を「自粛」しているのだった。
ドウェインは2021年12月に公開予定の映画『ブラック・アダム』の撮影に向け、トレーニングを続けている。新型コロナウイルスが収束し、ドウェインが元気に筋トレする姿を投稿できる日が1日でも早く来ることを願う。(フロントロウ編集部)