マリオに“欲情”
任天堂が2011年に発売したニンテンドー3DSのソフト『スーパーマリオ3Dランド』の海外向けのCMに大物俳優が出演していたのをご存知だろうか?
あまりゲームをプレイする印象が無いながらも、なぜか『スーパーマリオ3Dランド』のCMに起用され、当時ちょっとした注目を集めたのが、ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』(以下『SATC』)のキム・キャトラル。
1998年から2004年にかけて米HBOで放送され、社会現象的人気を誇った『SATC』は、その後、映画版が2作公開。働く女性たちの憧れやお手本となった4人のメインキャストたちのなかでも、サラ・ジェシカ・パーカーが演じた主人公のキャリーと並んで人気が高かったのが、キムが演じた性に奔放な美魔女サマンサだった。
2012年にキムが出演した『スーパーマリオ3Dランド』のCMでは、そんな、つねにセックスや男性の話ばかりしているサマンサのキャラをそのまま応用。
キムがマリオに欲情しているかのような、“聞きようによっては”セクシーなセリフが続々と並ぶCMがコチラ。
fully losing my mind over this Nintendo ad where Kim Cattrall is horny for Mario??!!?? pic.twitter.com/fjnOajDccr
— Marc (@MarcSnetiker) May 6, 2020
このCMが再び世間の視線を浴びることとなったきっかけは、あるツイッターユーザーが「この任天堂のCMに僕は完全に正気を失ってる。キム・キャトラルがマリオにムラムラしてるってこと⁉ 」とつぶやいたこと。
キムがセクシーな装いでゲームをプレイしながら「空き時間の新しい楽しみ方をみつけた。マリオという人とマジカルな冒険の旅に出るの。それに、彼はコスプレだって大好き」、「これまで色んなオトコに出会ってきたけど、マリオのためならほんの数分、いや、数時間だって、いつでも時間をつくっちゃう」というセリフを口にし、最後には妖艶な目配せを決めるCMは、確かに、今見てみるとツッコミどころが満載。
キム本人が粋な反応
あらためてCMを目にしたツイッターユーザーたちが投稿者に賛同し、次々にCMを拡散すると、この騒ぎはキム本人の耳にも届いたようで、キムは、ツイッターを通じ、決めゼリフである「マリオのためならいつだって時間をつくっちゃう」というセリフをツイート。
“I’ll always find time for Mario” https://t.co/CjUOJU05Ya
— Kim Cattrall (@KimCattrall) May 6, 2020
この粋な対応には『スーパー・マリオ』ファンだけでなく『SATC』のファンたちも大興奮で、「反応してくれてありがとう!」、「最高!」とキムにお礼を言っていた。
ちなみに現在でも世界中に多くのファンがいる『SATC』は、第3作目の映画を制作する計画が進んでいたものの、キムがサマンサ役で続投することを拒否したため白紙に。
2019年春には、続編となるドラマシリーズの制作が始動していることが、制作を行なう米テレビ局Paramountの社長の口から明かされたが、キムやサラ、ミランダ役のシンシア・ニクソン、シャーロット役のクリスティン・デイヴィスは主演はしないと伝えられている。(フロントロウ編集部)