ドラマ『ウォーキング・デッド』の元キャストが、自身が演じる役が「死ぬ」と知った経緯があっけなさすぎる…。(フロントロウ編集部)

楽屋で目にした「あるもの」に愕然

 “ウォーカー”と呼ばれるゾンビがはびこる荒廃した世界を生存者たちが生き抜く姿を描き、社会現象を巻き起こしたドラマ『ウォーキング・デッド』。人間vsゾンビ、時に人間vs人間のバトルを描く究極のサバイバルドラマということもあり、登場人物がよく亡くなることで知られる本作だが、メインのキャラクターを演じる主要キャスト以外は、撮影直前に自身が演じる役の“終わり”を知ることが多々あるようだ。

 『ウォーキング・デッド』のシーズン3にオスカー役で出演していた俳優のヴィンセント・ウォードもその1人だったようで、先日、YouTubeチャンネル「Commando TV」のインタビューで、自分の役が「死ぬ」と知った経緯があまりにもあっけなかったことへの不満を漏らした。

画像: Photo:©︎DARKWOODS PRODUCTIONS / Album/Newscom

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 計7話に登場したヴィンセント演じるオスカーは、主要キャストの1人であるノーマン・リーダス演じるダリルや、シーズン9で降板したアンドリュー・リンカーン演じるリックとの絡みも多かったことから、自身の役は“安泰”だと思い込んでいたという。しかし、ある日楽屋でメイクをしている時に、側に置いてあった脚本を読んで愕然とすることに…。

 「オスカーが殺されるなんて思いもしなかった。ムッとしたね。僕が怒ったのは、それを誰も事前に知らせてくれなかったからだ。撮影前に楽屋でメイクをしている時に、側に脚本が置いてあったから、手に取って読んだんだ。脚本を開いてまず最初にするのは、自分の名前を探すこと。そのまま最後のページまで目を通したら、『オスカー死す』と書かれていた。『なんだって!?』って感じだった。思わず脚本をつかんで、床に叩きつけちゃったよ」

 ヴィンセントいわく、一応、番組側と出演の契約を結ぶ際に、大体何話ぐらい出演できるのか聞かされていたので、まったく寝耳に水という訳ではなかったが、プロデューサーや脚本家の意向でストーリーが変更されるのはよくあることなので、“自分はダリルやリックとの絡みも多いし大丈夫”と勝手に希望を抱いてしまったのだそう。

 ただし、そのことを恨んでいるわけではないそうで、ヴィンセントは「番組で過ごした時間は素晴らしいものだった」と回顧している。また、オスカーの死をヴィンセントが直前まで知らされていなかったことを後から知ったリック役のアンドリューが、声をかけてくれたことなども明かした。(フロントロウ編集部)

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