アリアナ・グランデが久々に元恋人について語る
2018年9月に薬物の過剰摂取によって自宅で亡くなっているところが発見されたラッパーのマック・ミラー。多くの人がマックの死を悲しんだけれど、とくに元恋人のアリアナ・グランデは彼がこの世を去ってしまったという事実に憔悴しきっていると言われていた。
その後アリアナはマックの愛犬であるマイロンを引き取って、友人たちのサポートのお陰もあり時間が経つとともに雑誌などでマックの話をするようになるほど立ち直り、シンガーとして復活を遂げ、グラミー賞を受賞するシンガーへと成長している。
そんなアリアナが、Apple Musicのラジオ局「Beats 1」でDJ兼クリエイティブ・ディレクターを務めるゼイン・ロウの番組にリモートで出演し、久しぶりにマックのことを語った。
アリアナは「彼にとって音楽ほど重要なものはなかったと思う。彼は起きたらスタジオに転がりこみ、ベッドから転がり落ちるようにして隣のスタジオに行くような人だった。(音楽以上に)重要なものはなかった。時間を忘れて、食べるのも忘れて、自分の世話をして人間らしく生きろと自分自身に言い聞かせないといけないくらいに。彼は本当に考えや時間、そして人生といったすべての時間を音楽に捧げていたわ」と、マックが常に音楽のことを考え、いかに音楽に生きた人だったかということを語った。
続けて「『ブルー・サイド・パーク』や『K.I.D.S』から『ザ・ディヴァイン・フェミニン』や『スウィミング』、『サークル』、その間のありとあらゆるものまで、彼が私たちに残してくれたものや、一連の素晴らしい作品からもそれは明白だと思う。彼が世界にくれたのは、まさに素晴らしい贈り物。彼が最も望んでいることは、(マックの音楽を)感謝し、それを忘れないことだと思う」と、涙声になりながらマックへの思いを明かした。
アリアナはマックのことを音楽で追悼
アリアナはそんな音楽に生きたマックのことを音楽で追悼しており、大ヒット曲「サンキュー、ネクスト」で「マルコム(マックの本名)にありがとうって言いたかった/だって彼は天使だったから」と歌ったり、スウィートナー・ワールド・ツアーでは、マックの曲を開演前に流したり、さらにはマックの死後にリリースされたアルバム『サークル』に収録されている「アイ・キャン・シー」ではコーラスとして参加したのではないかと言われている。
マックとアリアナは、2013年にアリアナの楽曲「ザ・ウェイ」にマックがフィーチャリングで参加したことをきっかけに、親交を深めるようになり、2016年にマックの楽曲「マイ・フェイバリット・パート」で再びコラボし、交際に発展。
互いに音楽を愛する者としてマックと出会ったアリアナは、音楽というツールを使ってマックへの思いを明かしている。以前はマックの死を乗り越えるのはすごく大変だと語っていたが、少しずつラジオや雑誌などでマックのことを口にし、悲劇を乗り越えていっているよう。(フロントロウ編集部)