大人気カーアクション映画『ワイルド・スピード』シリーズで主人公ドミニクのパートナー、そして凄腕ドライバーとして登場するレティは、当初は三角関係を繰り広げる「悪女」という設定だった。(フロントロウ編集部)

『ワイスピ』ドム、ブライアン、レティまさかの三角関係

 『ワイルド・スピード』は2001年から続く人気カーアクション映画で、日本のファンからは『ワイスピ』という愛称で親しまれている。

 9作目にあたる最新作の『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』は予告編が公開されるとわずか24時間で5億回の再生回数を突破。2020年5月の公開を予定していたけれど、新型コロナウイルス流行の影響により、公開日が2021年に延期となった。

 本作は、大迫力のアクションシーンだけではなく、“ファミリー”と呼ばれる仲間たちの絆も人気の一つ。主人公は、ヴィン・ディーゼル演じる“ドム”ことドミニク・トレットとポール・ウォーカー演じるブライアン・オコナー。

画像1: ©︎UNIVERSAL PICTURES

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 そして、ジョーダナ・ブリュースター演じるドムの妹ミア、タイリース・ギブソン演じるローマン、リュダクリス演じるテズなど、個性豊かなメンバーが揃っており、5作目の『MEGA MAX』からはルーク・ホブス役のドウェイン・ジョンソンが、6作目の『EURO MISSION』からはデッカード・ショウ役のジェイソン・ステイサムがファミリーに加わった。

 なかでも、「3人目の主人公」といっても過言ではないのが、ミシェル・ロドリゲス演じるレティ。レティはドムの恋人で、凄腕のレーサー。シリーズ1作目の『ワイルド・スピード』に登場した時は、素晴らしいドライビングテクニックで敵を打ち負かした。

画像2: ©︎UNIVERSAL PICTURES

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 『ワイルド・スピード』の中でレティはずっとドムの恋人であり、様々な困難に見舞われながらもドムとの愛を誓うたくましいキャラクター。けれども実は、最初の脚本では、ドムとブライアンの間で揺れる三角関係を演じる予定だった。

ミシェル・ロドリゲス、三角関係にNO!

 ミシェルはラテン系の両親を持つ、米テキサス州出身の俳優。家族に反対されながらも大きな夢を抱いて俳優になった彼女にとって『ワイルド・スピード』は初めてのハリウッド映画出演だった。そのため、はじめは脚本にあまり注意を向けていなかったそう。

画像1: ミシェル・ロドリゲス、三角関係にNO!

 けれども、脚本に書かれていたのはドムの他に、ブライアンともロマンスをする三角関係。ファンならご存知の通り、ブライアンはドムの妹であるミアに一途で、ドムもレティに一途。なぜ「一途な男女」の物語になったかというと、そこにはミシェルの強い思いがあったから。

 「ラテン系の女の子が、男の中の男を裏切って可愛い白人男と浮気するなんて現実的だと思う?」と、脚本の設定に納得できなかったことを米Daily Beastに明かしたミシェル。そこで、せっかくもらった大役を辞める覚悟で、泣きながら「申し訳ないのですが、私は何百万人もの前でこんな役を演じられません」と訴えたという。ミシェルは当時を振り返り、「私は夢を生きたくて俳優になったの。そして、尻軽女になることは私の夢ではなかった」と続けた。

 そして当時、泣いているミシェルのところにやってきたのは、なんとヴィン。彼はミシェルを見つめながら「俺が味方する。落ち着いて俺に任せろ。君は正しいよ。しかも(この設定だと)俺がかっこ悪く見える」と言ってくれたそう。そしてヴィンが監督のロブ・コーエンに掛け合ったこともあり、三角関係という設定は削除され、レティの現在のキャラクターは完成した。

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 もし、レティが三角関係を演じていたら、『ワイスピ』にはファミリー文化も、ヴィンとポールの友情も生まれなかったかもしれない。現在の『ワイスピ』シリーズがある理由の一つは、ミシェルの熱い「俳優魂」にあった。(フロントロウ編集部)

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