髪を染めずに“明るくなる”!?
先日、インスタグラムに投稿したミラーセルフィーを通じて、ダークブラウンだったロングヘアを明るいブロンドヘアに変えた姿を披露したシンガーのラナ・デル・レイ。
しかし、ご存知の通りラナが住んでいるロサンゼルスは、新型コロナウイルスの影響で3月から外出制限令が出されており、ヘアサロンやネイルサロンなどの閉鎖が続いている。
そんなプロに頼ることができない状況のなか、ラナが髪を明るくするために使用したのが、なんとレモンの果汁!
ラナは「ブロンドに戻さなきゃいけないのに、ケヴィン、トレーシー、ジェイコブたちがいなくなって、根元を染められずに9週間も経てば、もうレモンに頼るしかない」と、現在臨時休業をしているロサンゼルスのヘアサロン「メシュサロン(Meche Salon)」に務める人気カラーリストのトレーシー・カニンガムとスタッフたちをキャプション添えて投稿。レモン果汁を使って髪を明るくしたことを明かした。
なぜ「レモン果汁」で髪が明るくなるの?
米化粧品会社「フェデリック・ブランド」に務めるジョー・J・シンコッタ博士によると、レモンの果汁にはブリーチ剤のように髪を脱色する効果があるそう。
シンコッタ博士は「レモンには、5%ほどクエン酸が含まれている。クエン酸は非常に弱い酸化剤で、太陽の紫外線に当たると、髪のメラニン色素が破壊されて色素が抜ける。だから髪が明るく見えるんだ」と米メディアSELFで説明。実際に、アメリカで大人気のライトナー・スプレーにも、レモン果汁が含まれている製品は多いという。
しかし、レモンの果汁を使ったテクニックは、人によって髪がパサついたり、果物アレルギーで頭皮が痒くなったりすることもあるそう。さらに、黒髪や茶髪の場合、“赤み”や“オレンジみ”のある髪色に仕上がることもあるため、ラナみたいに試してみたい人は、くれぐれも慎重に行なうように。(フロントロウ編集部)