2021年のアカデミー賞授賞式が延期に?
ゴールデン・グローブ賞、グラミー賞、アカデミー賞と、毎年年明けからスタートする3大ショーレース。とくにアカデミー賞は日本でもかなり注目を集めており、多くの人が受賞結果を見守っている。
しかし、ここへきて新型コロナウイルスのため、2021年2月28日に予定されていた第93回アカデミー賞授賞式が延期される可能性が浮上していることを米Varietyが報じている。まだ正式に延期されるとは決定していないものの、関係者は「(アカデミー賞授賞式は)延期されるだろう」と語っており、延期という話も出ているということを明かした。
実際に2020年に公開される予定だった映画は、新型コロナウイルスでの映画館の封鎖などが影響し、軒並み公開延期を発表。
2020年4月に公開が予定されていたものの、11月に延期となった映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』
これを受けてアカデミー賞は、ノミネートされるためのルールであるロサンゼルス地域で最低7日間の放映という条件を撤廃。スタジオがもともと放映する予定だった作品がやむを得ずデジタル配信になってしまった場合、その作品も選考の対象とされるという本年度に限った新ルールを4月に発表したばかりだった。
現時点で、カンヌ国際映画祭やファッションの祭典メット・ガラ、など例年多くの人が集まり盛りあがりを見せるイベントが軒並み中止や延期を発表。2021年2月に予定されていたアカデミー賞授賞式が延期になってしまうということは、同じように選考のルールを変えている、アカデミー賞の前哨戦と言われるゴールデン・グローブ賞にもなんらかの影響が出てくるかもしれない。(フロントロウ編集部)