毎日ファンデを塗るのは、肌に悪い?
毎日ファンデーションを肌に塗ると、「毛穴がつまっちゃう」や「肌が呼吸できなくなる」というウワサを耳にしたことがある人も多いと思うけれど、実際はどうなのだろうか。
女優のリリ・ラインハートやシンガーのデミ・ロヴァートなど、多くのセレブから信頼される有名エステティシャンのレネ・ルーローは、このよくある“メイクの誤解”を真っ向から否定。
レネは「そもそも皮膚に呼吸器官はついてないし、(ファンデーションで)毛穴がつまることもほとんどないわ」と米メディアByrdieで説明。むしろ、ファンデーションは毎日塗ったほうが肌に良いという驚きの見解を明かした。
美肌のキーワードは「紫外線」
エステティシャンとして活躍するルネが、北部からテキサスに移ってきたとき、ふと南部の女性の肌質のほうが、他の地域に住む女性よりもずっと良いことに気づいたそう。でも、テキサスは日差しが強く、屋外で過ごす機会もはるかに多いのになぜだろう…と疑問に思っているうちに、ある答えを導き出したという。
なんと、南部の女性のほとんどが、何年もの間、毎日欠かさずメイクをしているということ。
調べていくうちにルネは、現在使われているファンデーションのほとんどに、日焼け止めにも含まれる酸化チタンが使われているという事実を突き止め、南部の女性たちのように毎日メイクをすることで、さまざまな外的刺激、とりわけ紫外線ダメージから肌を守れることを確信。
それ以降、なにがあっても毎日必ず何かしらのリキッドファンデーションやミネラルパウダーファンデーションをつけるようになったと語っている。
ノーファンデ=肌に良いとは限らない
ルネによると、人はファンデーションを塗らないとき、日焼け止めを塗ることも忘れることが多いという。それでは、肌に負担をかけないどころか、肌を日差しに無防備にさらすことになってしまう恐れがある。
ルネは「早期にできるシワの一番の原因は、年齢、遺伝、喫煙の有無などではなく、家の中や職場、車の中で、知らず知らずのうちに紫外線にさらされていることが大きいの」と、どんなに一生懸命保湿したり、肌の手入れに注意を払ったりしていても、紫外線ダメージを防げなければ本末転倒だと話している。
いつまでも美肌をキープするためにも、ファンデーションは肌に悪いものと決めつけず、正しい知識を身につけてメイクしてみて。(フロントロウ編集部)