マーベル・コミックスとDCコミックスという2大アメコミ出版社で登場するLGBTQ+のヒーローを厳選して6キャラクターご紹介!(フロントロウ編集部)

『ワンダーウーマン』

画像1: ©︎DC Comics

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 DCコミックスのスーパーヒーローであるワンダーウーマンは、コミックスでの設定はレズビアン。コミックスの脚本ライターであるグレッグ・ルッカは米COMICOSITYで彼女のセクシュアリティを尋ねられた際に、「(彼女がレズビアンかは)それはイエスだ」と回答した。ワンダーウーマンは長きにわたりフェミニストアイコンとしても支持されている。2020年には、ガル・ガドット主演映画の『ワンダーウーマン 1984』が公開予定。

『デッドプール』

画像1: ©︎Marvel Comics

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 ライアン・レイノルズが主人公の“無責任ヒーロー”を演じる映画『デッドプール』。デッドプールはパンセクシャル(全性愛者)であることが、2013年にライターのゲリー・デュカンの発言によって明らかにされており、デッドプールを演じたライアン自身もデッドプールのパンセクシュアリティについて、「将来的に、それについてもっとやっていけることを願う」と米Varietyにコメントした。

『バットウーマン』

画像2: ©︎DC Comics

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 米CWのドラマ『バットウーマン』でルビー・ローズが演じたダークヒーローのバットウーマンはレズビアンのヒーロー。バットウーマンが初めてコミックスに登場したのは1956年とかなり昔だったけれど、その後しばらく表舞台には姿を現さず、2006年に初代バットウーマンの子孫として再び登場。ゴッサム市警のレニー・モントーヤと恋愛関係を築いている。2011年に発売されたコミック『Batwoman: Elegy』では、彼女の起源について触れている。

『ハーレイ・クイン』

画像3: ©︎DC Comics

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 DCコミックスに登場するヴィランのハーレイ・クインは恐らくバイセクシャル。映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』でも語られたように、「ジョーカーと恋人関係」であるとみなされることの多い彼女だけれど、実はコミックスでは、2011年以降ほとんど別行動をとっている。さらに、2017年には同じくヴィランのポイズン・アイヴィーと公式で恋人関係になり、愛情を育んでいる。

『アイスマン』

画像: 手前の人物がアイスマン。背後から攻撃をしている人物はウルヴァリンの息子ダケンで、彼もバイセクシャル。©︎Marvel Comics

手前の人物がアイスマン。背後から攻撃をしている人物はウルヴァリンの息子ダケンで、彼もバイセクシャル。©︎Marvel Comics

 マーベル・コミックスに登場するX-MENのヒーロー、アイスマンは2015年にゲイという設定に。同年に英BBCラジオに出演した『X-MEN』の生みの親であるスタン・リーはそれを聞き「初めて知ったよ。知らなかった」「いい話を作ってくれるんだったら、何が起きても気にしないよ」と答えた。ちなみに映画『X-メン』、『X-MEN2』、『X-MEN: ファイナル ディシジョン』に出演した時点でのアイスマンはゲイではなかったものの、コミック版でゲイであることを自認した際には、アイスマンを演じたショーン・アシュモアが自身のTwitterで「おめでとう!」とツイートしていた。

『ロキ』

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 マーベル・コミックスの『マイティ・ソー』に登場するキャラクターのロキは、北欧神話の神をベースに作られたキャラクターで、自身の持つ変身能力から、女性、男性どちらの姿になることもできる。実際にコミックスで、父のオーディンはロキについて「(男性と女性)両方である」と発言したことがある。さらに、ロキが主人公のコミックス・シリーズ『ロキ:エージェント・オブ・アスガルド』の脚本ライターであるアル・ユーイングも、2013年にタンブラーでファンからの質問に対して、「ロキはバイだ」と認めた。

 アメコミに登場するLGBTQ+なスーパーヒーローは今回紹介した以外にもまだまだたくさん。ぜひ、深掘りしてもっとアメコミを楽しんで。(フロントロウ編集部)

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