ドレイクが秘蔵曲でカイリー・ジェンナーを「セフレ」呼ばわり
ラッパーのドレイクの秘蔵曲に、過去に熱愛のウワサが浮上したリアリティスターのカイリー・ジェンナーや、その姉でモデルのケンダル・ジェンナー、同じく人気モデルのジジ・ハディッドを「セフレ」呼ばわりする歌詞が登場することが判明し、物議を醸している。
新型コロナウイルス禍を故郷であるカナダ・トロントで過ごしているドレイクは、自身が取り仕切る地元レコードレーベル、OVOサウンズの所属アーティストたちが毎晩のように行なっている『ナイト・オウル・サウンド』と名づけられたインスタグラムのライブ配信に頻繁に顔を出している。
ドレイクは、5月20日の水曜日にも、おもにOVOサウンズのアーティストたちの昔の楽曲をプレイしてファンたちを楽しませているこのライブ配信に参加。ドレイクのゲスト出演を記念して、彼が過去にラッパーのフューチャーとコラボしたタイトル不明の未発表曲が公開された。
しかし、この楽曲には、ドレイクがカイリーを名指しにして「セフレ」呼ばわりする一節が登場。ライブ配信の視聴者たちや、その後、SNSで拡散されたその模様の動画を見たファンたちがざわつくこととなった。
ドレイクが歌っているのはこんな歌詞。
「イェー、俺は社会の嫌われ者さ/マジなところ、カイリー・ジェンナー、あれはサイド・ピースだな/ああ、俺には20人くらいカイリーみたいなのがいる」
Pt 2 pic.twitter.com/MCg6ALBdUx
— 10pc Killa (@Meezyblvd) May 21, 2020
「サイド・ピース」とは、スラングで「真剣交際するつもりはないものの、体の関係を持つことが目当てで会っている女性」、つまり、「セフレ」を意味する言葉。
さらに、このほかにもイェー、俺にはケンダルが20人くらいいるぜ/若くてスリムで流行中の悪い子ちゃんたち/イェー、俺にはジジだって20人くらいいる」というケンダルとジジを名指しにするリリックも登場する。
じつは、このドレイクとフューチャーによる未発表曲が世間の人々の耳に触れるのは、今回が初めてではなく、2018年にはフューチャーがこれとまったく同じ歌詞を含むトラックをスナップチャットを通じてファンにお披露目していた。しかし当時は、ドレイクが歌っていた部分をフューチャーが歌っており、カイリーが登場する歌詞の部分は公開されていなかった。
ドレイクとカイリーは「一線を越えた」?
お騒がせセレブ一家のカーダシアン/ジェンナー家と懇意な間柄であるドレイクは、ケンダルとカイリーとも、彼女たちがまだ10代だった頃からの知り合い。
ドレイクは、カイリーの16歳の誕生日パーティーでもパフォーマンスを披露し、誕生日プレゼントを渡す際には、頬にキスしたと言われている
しかし、2019年11月、カイリーが恋人で長女ストーミちゃんの父親でもあるラッパーのトラヴィス・スコットと破局したこことが報じられた数週間後に、ドレイクの誕生日パーティーに参加。そこで2人がイチャついているように見えたことや、頻繁に会っているという関係者の証言から熱愛のウワサが浮上した。
結局、ドレイクとカイリーのロマンスのウワサは、カイリーとトラヴィスの復縁が濃厚となるのとともに立ち消えとなったが、今回、ドレイクがカイリーを「セフレ」と呼ぶ歌詞が含まれる楽曲の存在が明らかになったことで、「もしかして、2人は一線を越えたのでは?」、「体だけの関係だったのでは?」といった憶測を呼ぶこととなった。
ドレイクが謝罪
ドレイクとカイリーの関係はさておき、ドレイクがカイリーを一方的に「セフレ」認定し、さらに、「俺にはケンダルが20人」、「ジジが20人」と、まるで女性たちを物のように扱うかのような“男尊女卑的”な歌詞には、一部から冷たい視線が送られた。
これを受け、ドレイクがインスタグラムストーリーにメッセージを投稿して謝罪。同楽曲が3年前に作られたものであることを明かしつつ、カイリーやケンダル、ジジの名前は出さなかったものの、友人である彼女たちに嫌な思いをさせるつもりはなかったと釈明した。
「昨夜マーク(※)が『ナイト・オウル・サウンド』のライブ配信中に流れたあの曲は、プレイされるべきじゃなかった。あれは3年前にリークした曲で、その後すぐにボツにしたんだ。マークはドレイクとフューチャーの過去楽曲を掘り下げすぎちまったんだよ。俺が一番嫌なのは、朝起きて、自分の友だちが侮辱されたように感じているかもしれないことに気づくこと。これだけは、1日を始める前に言っておきたい」
※『ナイト・オウル・サウンド』のDJを務めているドレイクの親友のOVO・マークのこと。
今回の騒動に関して、カイリー、ケンダル、そしてジジは、現時点では、とくに反応を見せていない。(フロントロウ編集部)