ブライアン・メイ、心臓発作を起こしていた
イギリスのロックバンドであるクイーンのギタリスト、ブライアン・メイは、クイーン+アダム・ランバートとしてチャリティソング「ユー・アー・ザ・チャンピオン」をリリースした数日後の5月上旬に、庭のガーデニングを行なっている最中にお尻の筋肉である大殿筋を切ってしまい動けなくなり病院へ。しかし、ブライアンの本当の悲劇は、大殿筋を切ったことではなかった。
じつはブライアンは軽い心臓発作を起こしていたそうで、「40分間胸の痛みと圧迫感、そして腕に汗をかいている感じがしたんだ」とインスタグラムで当時の様子を説明。ブライアンはその後、医者に病院へ連れて行ってもらったようで、血管造影検査を行なったという。すると結果は、3つの動脈がうっ血した状態になっており、危険な状態。そのためブライアンは、ステント手術を受けることに。
現在は動画を撮影できるほど回復したブライアンは「今強いハートを持っているので、当分は良い状態でいられると思う。60歳以上の人と同じように問題がアリやナシにかかわらず、血管造影検査を行なうべきだったと感じている。だってそれが唯一の(健康かどうかを知れる)方法だから。私はなにも知らなかったんだ…。本当の問題を抱えているなんて知らなかった。(動脈が)閉塞されて死んでいたかもしれない」と、自分は健康だと自負して検査を受けていなかったことを自身のインスタグラムで語った。
またブライアンは「私たちは年をとるにつれ、健康的な心臓でないかもしれないから、自分たちを見直さなければならないと思うんだ。もし私があなたの立場なら、時々検査に行くだろう。私は再び人生を送ることができて感謝している。私は死の間近だったけれど、抱えていた痛みは完全に違うとこからだった。おもしろいことだけれど、私は元気でここにいて、ロックする準備は出来ている。パニックになる必要はないし、同情を送るなら祝福の声を送ってほしい」と、検査がいかに大切なことかを同世代のファンに向けて訴えかけた。
さらにこの投稿のコメントでブライアンは、「50年間、左肩にギターストラップをかけ重いギターを持って走りまわっていたことも関係があるのかもしれない」と軽い心臓発作を起こした原因を推測。
2021年にはクイーン+アダム・ランバートとしてヨーロッパを周るツアーが決定しているブライアン。再びステージの上で元気な姿を見られるよう、今は十分に休養してほしいところ。(フロントロウ編集部)