“不可能を可能にする男”、ついに宇宙へ
これまで、スタントマンなしで高層ビルを登ったり、空を飛ぶ飛行機のドアにしがみついたり、一般人には真似できないアクションの撮影を行なってきたトム・クルーズ。その代表作『ミッション:インポッシブル』が由来で“不可能を可能にする男”とも呼ばれる彼が次に挑戦するのは、なんと宇宙での撮影!
2020年5月初めに、NASA(アメリカ航空宇宙局)のジム・ブライデンスタイン長官が自身のツイッターで、トムの新作映画が本物の国際宇宙ステーションで撮影されることを認めた。また、テスラ社のCEOであるイーロン・マスク氏が設立した宇宙開発企業のスペースXも協力する。
映画ファン納得のあの監督が指揮
そんな映画はまだまだ計画・準備段階で、詳細は明かされていなかったけれど、ついに監督が決定! それは、『ジェイソン・ボーン』シリーズや『Mr.&Mrs. スミス』、『ジャンパー』などの人気アクション映画を手掛けてきたダグ・リーマン監督!
リーマン監督といえば、アクションだけでなくSF要素も含んだ作風も得意としており、トムとは2014年の映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』と、2017年の映画『バリー・シール/アメリカをはめた男』で一緒に仕事をしている。今回の映画の計画自体、トムとリーマン監督がともに構想を練ったもので、2人は制作も担当し、監督は脚本の初稿も書いているという。
映画のあらすじは現在のところまったく明らかにされておらず、撮影時期や公開時期も、配給会社も決定していない。また、新型コロナウイルスが落ち着いた後は、トムは撮影が中断されていた『ミッション:インポッシブル7(仮題)』の撮影に戻り、公開が延期されていた『トップガン マーヴェリック』の公開も待っている。リーマン監督も、現在は映画『カオス・ウォーキング』のポストプロダクションに入っているので、宇宙での映画撮影は近々に予定されているわけでないけれど、その分、映画史史上初となる壮大な計画の準備をしっかりと行なうことができると見られる。(フロントロウ編集部)