カイリー・ジェンナーに2年連続で「史上最年少億万長者(ビリオネア)」の称号を与えた米経済誌フォーブスが、急遽、発表を撤回。カイリー側が富を“盛って見せる”ためにコスメブランドの年商を詐称したと告発した。(フロントロウ編集部)

カイリー・ジェンナーは「史上最年少億万長者」ではない?

 18歳だった2015年に立ち上げたコスメブランド「カイリー・コスメティックス(Kylie Cosmetics)」を起業からたった3年ほどで企業価値900万ドル(約1000億円)のトップ企業へと導いたリアリティスターのカイリー・ジェンナーは、2019年には21歳の若さにして総資産が10億ドル(約1,100億円)を突破したとして、「一代でビリオネアになった史上最年少の人物」として米経済誌フォーブスの表紙を飾った。

画像: カイリー・ジェンナーは「史上最年少億万長者」ではない?

 翌年もこの記録を破る人物は現れなかったことから、カイリーが2年連続で「最年少億万長者」の称号を保持したことが、4月にフォーブスが発表した2020年版の世界の大富豪番付をもとに伝えられた。

 カイリーは、2019年11月にカイリー・コスメティクスの株式の過半数となる51%の6億ドル(約650億円)を世界最大手の美容系複合企業の1つであるコティ社に売却。これにより、企業価値が12億ドル(約1290億円)に達したとも言われているが、ここへ来て、カイリーに称号を与えた“張本人”であるフォーブスが、『カイリー・ジェンナーのウソ八百:なぜ彼女はもはや億万長者ではないのか』というタイトルの記事を投下して、カイリーの称号を取り消した。


カイリーが年商を“盛って”申告?

 記事内では、カイリーと、彼女の母親で、アメリカで13年以上放送が続く大人気リアリティ番組『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』に出演するカーダシアン/ジェンナー家のファミリーのマネージメントを一手に引き受けるクリス・ジェンナーが、フォーブスに対し、カイリー・コスメティックスの年間売り上げを実際よりもだいぶ多く盛って申告したと告発されている。

画像1: カイリーが年商を“盛って”申告?

 カイリーやクリスがフォーブスの記者を自宅や顧問公認会計士のオフィスに招いて提示した書類には、2016年から2018年の年間売り上げは3億700万ドルから3億6000万ドル(約331億~388億円)だったと記載。しかし、実際には、2018年の年間売り上げは1億2500万ドル(約134億円)、2017年は1億7700万ドル(約190億円)と、申告の半分にも満たなかったと指摘している(2016年の実際の年間売り上げに関してはフォーブスは記事内に記載していない)。

 さらに、フォーブスは、カイリーが顧問会計士に命じて偽の納税申告書を作成させたとも主張している(※)。

※ただし、カイリーがこの偽の納税申告書を政府に提出したとはフォーブスの記事には記載されていない。

画像2: カイリーが年商を“盛って”申告?

 株式公開企業であるコティが開示した過去6カ月間分の収益報告書により、カイリー・コスメティックスの実際の年商を知ることとなったというフォーブスは、「カイリーのビジネスは、カーダシアン一家が何年にもわたって美容業界やメディアに信じ込ませてきたよりも、実際にはずっと小さなものなのです」と記述。

 新型コロナウイルスの影響により、経済全体が落ち込み、美容業界も大きな打撃を受けていることを踏まえたうえで、フォーブスは、カイリーの個人資産は9億ドル(約970億円)に満たないだろうと推定し、「これらの新たな情報をもとに、さらにパンデミックを考慮して、フォーブスがカイリーの純資産を再算出したところ、彼女はビリオネア(億万長者)ではないという結論に至りました」とカイリーの史上最年少億万長者の称号を取り消した。


カイリーが猛反論

 フォーブスによる異例の発表が世間を騒がせるなか、カイリーはツイッターへの連投を通じて、この件に猛反論。

 「朝起きてこんなニュースを目にするなんて。フォーブスは信頼できるサイトだと思ってたのに…不正確な記述や証明されてもいない推測だらけじゃない。笑っちゃうわ。私は称号が欲しいなんてお願いしたことはないし、ウソをついてまで称号を得ようとしたことなんか一度もない」と、フォーブスが記事内で主張した内容を全否定したカイリーは、続けて、偽の納税申告書を作成したとの疑惑について、記事内の曖昧な表記を指摘しながら「証拠は?あなたが偽造したと“思った”だけ? 一体何を読まされているんだか」と該当の記事には信憑性が無いと言い切った。

画像: カイリーが猛反論

 その後、「でも、いいわ。私は年齢には関係なく恵まれてる。私には美しい娘だっているし、ビジネスだって成功してる。完璧にうまくやれてる。自分がどれだけお金を持っているかに固執するよりも、私には100個くらいもっと重要なことがあるから」とコメントしたカイリーは、フォロワーからの「これって今あなたが一番心配してること? 」という質問に「こんなの、私が今一番どうでもいいって思ってることだよ」と返し、最年少億万長者の称号を取り消されたことには、まったく動じていないと示唆した。

 カイリーの弁護士は米TMZに「フォーブスの記事には、あからさまなウソが溢れています。カイリーが会計士に偽の納税申告書を制作させたというのは完全なる偽の情報で、ほかの記述も含め、直ちに撤回することを要求します」とコメント。「新型コロナウイルス禍において、フォーブスが3人の記者を使ってカイリーの純資産を調査させたというのが、まず何よりも情けない。スーパーで売られているようなタブロイド誌だってそんなことをしないのに、まさかフォーブスがそんなことをするとは」と皮肉たっぷりに語り抗戦の構えを見せている。(フロントロウ編集部)

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