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株式会社ポケモンの海外法人ポケモン・カンパニー・インターナショナルが、黒人差別の撤廃を求めブラック・ライヴズ・マター(Black Lives Matter)に寄付することを発表した。(フロントロウ編集部)

ゲーム会社が続々と支援

 アメリカ・ミネソタ州で偽造紙幣を使用した疑いで、白人警官によって路上で約9分間も首を膝で圧迫され続けたアフリカ系アメリカ人男性ジョージ・フロイドが命を奪われるまでの様子が拡散されたことがきっかけとなり、現在アメリカでは大規模な抗議デモが行なわれている。

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 そのためアメリカでは、逮捕された人の保釈金を肩代わりするためだったり、黒人の人権を守ろうとするためだったりと、様々な人が寄付をしている。有名セレブや企業が、寄付をすることを続々と発表するなか、日本発の大人気アニメ『ポケモン』のゲームやアニメ、グッズを手がける株式会社ポケモンの海外法人ポケモン・カンパニー・インターナショナルが、NAACP(全米有色人地位向上協会)とBlack Lives Matterに各1,100万円ずつ寄付することを発表した。

 ポケモン・カンパニー・インターナショナルはツイッターで、「ここポケモン・カンパニー・インターナショナルでは、友情、包括性、公平性を信じています。これらはポケモンブランドの価値を支えています。私たちのコミュニティに、抑圧は存在してはいけません。私たちはシステム化された人種差別や無意味な暴力の影響を受け続けている黒人の社員、ファン、家族と共に連帯感を持って立ち上がります。NAACPに1,100万円(10万ドル)、ブラック・ライヴズ・マターに1,100万円(10万ドル)を寄付します。私たちはこれからもあなたの味方ですし、あなた方をサポートします。私たちは、黒人の命には価値があると信じています」と声明を出し、黒人をサポートする意思を表明した。

 世界中にファンが多いポケモンが、ブラック・ライヴズ・マターに賛同し、寄付を行なうということはゲーム業界の中でも大きな出来事。ゲーム業界では、ポケモン・カンパニー・インターナショナルに以外にも『ドラゴンクエストシリーズ』や『ファイナルファンタジーシリーズ』、『キングダムハーツ』などの人気ゲームを手がけるスクウェア・エニックスもブラック・ライヴズ・マターやその他のチャリティ団体に約2,700万円(25万ドル)を寄付、『ジャスト・ダンス』や『アサシン・クリード』シリーズのユービーアイソフトも約1,100万円(10ドル)を寄付。さらに、SONYのプレイステーションもゲームデベロッパーの寄付と同額を寄付するなど、多くのゲームメーカーがアクションを起こしている。(フロントロウ編集部)

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