アメリカ・フィラデルフィアで大規模デモ
5月25日にアメリカ・ミネソタ州で、白人警官によって路上で約9分間も首を膝で圧迫され続け殺害されたジョージ・フロイドの死がきっかけとなり全米へと発展した、ブラック・ライヴズ・マター(Black Lives Matter)の名の元に行なわれている抗議デモ。
米フィラデルフィアでは大規模なデモが行なわれ、何千もの人がデモに参加。道路が人で塞がれ、人が溢れかえっていた。
Thousands of people in Philadelphia continue to protest racism and police brutality following the death of George Floyd. Crowds in Center City stretched from the steps of the Art Museum and past the Cathedral Basilica of Saints Peter and Paul. https://t.co/LlmPCHjz7Q pic.twitter.com/6YJT2DvCW7
— NBC10 Philadelphia (@NBCPhiladelphia) June 6, 2020
フィラデルフィアで行なわれたデモでは、警察がデモ参加者に暴行を働き重傷を負わせるという事件が発生。緊迫した雰囲気があったものの別の日には、あるカップルが参加したことにより、いつもとは一風変わった抗議デモの姿が見られた。
新婦がウェディングドレスを着たままデモに参加
ケリー・アンと、マイケル・ゴードンという男女のカップルは、新型コロナウイルスのため結婚パーティーは2021年に延期となってしまったものの、ローガンホテルで結婚の誓いを立てた。その後、ケリーとマイケルは、抗議デモが行なわれている外へ。大勢の人たちが抗議デモに参加するために、ブラック・ライヴズ・マターなどと書かれたスローガンを持ち行進していたけれど、ひと際目立つ美しいウェディングドレス姿のケリーとタキシード姿のマイケルを発見すると、足を止め2人のことをお祝い。2人もまた、ブラック・ライヴズ・マターのシンボルである拳を突き上げるポーズを行ない、黒人差別に抗議した。
マイケルは抗議デモに参加したことを「確かにその場に、警察や国家警備隊はいた。しかしデモは平和的なものだった。いい人ばかりだった。それこそ、このムーブメントの形だと思う。私たちがその一部になれたことは、ポジティブなことでした」と米Abcに語った。(フロントロウ編集部)