コアラとウォンバットが親友に
新型コロナウイルスの影響で閉館していた、オーストラリアのオーストラリアン・レプタイル・パークが、ついに再オープン。オーストラリアは新規感染者の数も減り、徐々に元の暮らしに戻りつつあるとあって、明るいニュースとなったけれど、閉館中もハッピーな出来事は起こっていたよう。
パークで暮らすコアラのエルサとウォンバットのホープ。パークによると、「2匹は外出自粛中に仲良くなり、今では親友」だという。そんな2人の愛おしすぎる映像がこちら。
ふわふわの顔をくっつけ合って、気持ちよさそうな表情をするエルサとホープ。癒される要素しかない2匹の動画には、SNS上で多くのハートの絵文字が飛び交うこととなった。
森林火災と新型コロナが続いたオーストラリア
オーストラリアでは、新型のコロナウイルスの前には、深刻な事態を引き起こした森林火災が発生。韓国と同じ大きさに匹敵する1,030万ヘクタール以上が焼け、1億以上の生物が犠牲になったと見られている。また、消火を手助けする雨が降っても、乾ききった地面が水を吸い込めずに洪水や陥没が起こった地域も多い。とくに深刻な被害を被ったオーストラリア東部のニューサウスウェールズ州では、2020年3月にやっと、約8ヵ月続いた火災が収まった。
火事が一息ついたと思ったら問題となった新型コロナウイルスだけれど、オーストラリアン・レプタイル・パークでは5月の終わりに、火災のあと初めて新たなコアラの赤ちゃんが誕生。アッシュと名づけられた赤ちゃんの誕生は、希望を感じられるニュースとして話題になっていた。
新型コロナウイルスは、それによって人間の行動が制限されたことが理由で、動物界には良い影響をもたらしており、各地で動物たちがのびのびと過ごしている様子が目撃されている。(フロントロウ編集部)