映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』に出演した俳優のアンソニー・マッキーが「地元のヒーロー」たちに意外な形で感謝の意を表した。(フロントロウ編集部)

アンソニー・マッキーが「地元のヒーローたち」に感謝の印

 2014年の映画『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』から、アベンジャーズのメンバーとしてMCU(※)映画に出演したファルコン/サム・ウィルソン役のアンソニー・マッキーが、地元ルイジアナ州ニューオーリンズで新型コロナウイルス禍に市民のために尽力してくれている“ヒーローたち”に感謝のしるしとして、あるものを贈った。

※マーベル・シネマティック・ユニバースの略

画像: アンソニー・マッキーが「地元のヒーローたち」に感謝の印

 アンソニーがお礼をすることに決めた“ヒーローたち”とは、3月以降、アメリカ国内でも新型コロナウイルスの感染拡大が広がるなか、自らの健康をリスクに晒しながら、地域の人々に新鮮で安全な食糧を供給するために働き続けてくれているスーパーマーケットの店員たち。

 エッセンシャル・ワーカー(必須労働者)として、ロックダウン中も絶え間なく業務にあたってくれたスーパー店員たちは、パンデミック以前は低賃金労働者として軽視されることも多かった。しかし、新型コロナウイルス禍では、人々が彼らの仕事がいかに重要なものだったかに気づき、見方が変わってきている。

 アンソニーは、そんなスーパー店員たちに感謝の意を表するため、チャリティ団体のユナイテッド・ウェイ・オブ・サウス・ルイジアナ(UWSELA)、ニューオーリンズ高齢問題協議会(NOCOA)、そして地元電力会社のエンタージー・ニューオーリンズと提携し、オーリンズ郡内のスーパーで働くすべての従業員たちに、光熱費の支払いをカバーするための150ドル(約1万6千円)分のクレジットをプレゼントすることを発表。

 日々スーパーを利用するいち市民として、こんな声明を添えて従業員たちを称えた。

「僕たちは、いつもそこに居てくれる誰かの存在をあたりまえのものだと感じてしまいがちです。僕自身、週に3~4回、家族のために食糧を調達するためにスーパーに足を運びますが、そこでは毎回、僕やほかの人々のために、最も必要な物である食べ物を供給してくれるエッセンシャル・ワーカーの人たちと対面します。今、これまで以上に、彼らに対して感謝の気持ちやお礼を伝えることが大切なのです」

 米FOXによると、オーリンズ郡内では約2500人がスーパーなどの食料品店の従業員として働いているという。アンソニーと提携した団体や企業は、年間を通じて彼らの支援を行なっていくそう。

 マーベルファンなら知っている情報だが、アンソニー演じるファルコンは、『アベンジャーズ』シリーズ最終章『アベンジャーズ/エンドゲーム』でクリス・エヴァンス演じる初代キャプテン・アメリカのスティーブ・ロジャースからお馴染みのシールドを渡され、2代目キャプテン・アメリカの任務を継承。

画像: 写真は2019年夏に行なわれたサンディエゴ・コミコンにて。

写真は2019年夏に行なわれたサンディエゴ・コミコンにて。

 そしてこの秋、ディズニーのストリーミングサービス「ディズニープラス(Disney+)」で配信予定の新作ドラマ『The Falcon and the Winter Soldier(ザ・ファルコン・アンド・ザ・ウィンター・ソルジャー)』では、『アベンジャーズ/エンドゲーム』での出来事以降、セバスチャン・スタン演じるウィンター・ソルジャーことバッキ―・バーンズとタッグを組んだファルコンが、自身の能力、そして忍耐力を試すため世界を冒険する物語が描かれる。

 MCUの未来を背負って立つ重要なヒーローであるファルコンを演じるアンソニーは、つい忘れられがちだけれど、地域住民の暮らしを日々しっかりと支えてくれている、スーパー店員という“ヒーローたち”にささやかな恩返しをした。(フロントロウ編集部)

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