※この記事には、『ウォーキング・デッド』シーズン10エピソード13のネタバレが含まれます。
ミショーンの最後の撮影が辛すぎる
2010年にスタートし、今年でシーズン10の放送を迎えたドラマ『ウォーキング・デッド』。この10年で人気キャストたちの入れ替わりは何度もあり、シーズン10では、シーズン2から出演していたダナイ・グリラ演じるミショーンがドラマを卒業した。
『ウォーキング・デッド』の撮影現場を「あそこは私のホーム」だと話し、番組を卒業するのは辛いことだったと話すダナイ。しかし撮影最終日には「(仕事を)完了した」と感じ、きちんと気持ちに区切りをつけることが出来たという。
しかしドラマや映画の撮影といえば、本編で流されるシーンの順序で撮影するわけではない。『ウォーキング・デッド』もそうだったようで、ダナイは撮影最終日に、ドラマでの最後のシーンを撮って爽やかに卒業、というわけにはいかなったよう。それどころか、彼女が『ウォーキング・デッド』仲間と撮影最終日に撮ることになったのは…?
「残念なことに、ひどいことに、最後(の撮影)は私が救世主で、グレンとヒースを撃っていたシーンだったの」
最終日は救世主の姿だったダナイ・グリラ
『ウォーキング・デッド』シーズン10のエピソード13では、ケビン・キャロル演じるバージルの手によってミショーンが幻覚を見るシーンがある。そこでは、グレンやヒースがいた頃に戻っており、ミショーンがグレンとヒースを銃撃する。しかもその時、ミショーンはリックから隠れている…。
米EWのインタビューで撮影最終日について明かしたダナイは、さらにこう続けた。
「そう。あれが最後だったの。そして、私はリックを避けてて。そういう感じだったね。基地に行って、でも私は救世主で。だから私はウィッグすら被ってなかったの。おもしろいよね、救世主の恰好で卒業したのだから」
ダナイ・グリラ、最終日は愛に満ちていた
まさかあの辛いシーンが、ダナイがミショーンを演じた最後のシーンだったとは、なかなかの衝撃。しかし撮影が終わり、ミショーンでなくダナイに戻り、撮影現場をあとにする時には、仲間に見送られて、しっかりと気持ちに区切りがついたと語った。
「すごく、すごく、すごくエモーショナルだった。愛に溢れてた。多くの愛を受け取ったの。どれだけ多くの愛をみんなから贈られたかって、すごく感激した。去る時に、一気に愛を受け取って、もう胸がいっぱいになっちゃったし、感謝じゃ足りないよね。
切なかったし、つらかったけど、愛も喜びも、そして平和もあった。なぜなら私は、ちゃんと去ることができたと感じたから。最大限の自分を使って、最高の自分で終えることができたし、これからも愛して尊敬して、連絡を取っていく人たちと素晴らしい仕事ができたから」
(フロントロウ編集部)