アヴィーチーの未公開音源などが公開されるミュージアムが誕生
訪問先であるオマーンの首都マスカットにて、28歳という若さで自ら命を絶ったDJのアヴィーチー。2020年でアヴィーチーがこの世を去って2年が経つけれど、いまだに多くの人から愛されており、4月20日の命日には、マーティン・ギャリックスやカイゴなどが、追悼のメッセージを送った。
そんなアヴィーチーのミュージアム「Avicii Experience(アヴィーチー・エクスペリエンス)」が2021年に地元スウェーデンのストックホルムに誕生するという。プレスリリースでは「来場者をアーティスト、アヴィーチーと人間ティム・バークリングへさらに近づけます。隠れた音楽おたくからスーパースターへ、少年時代の部屋から多くのヒット曲が誕生したロサンゼルスのスタジオまで、ティムの旅を追うことができます」とミュージアムのコンセプトが記されておおり、アヴィーチーの少年時代の部屋やスタジオの様子も見られるよう。
そのほかにも、アヴィーチーの記念品やこれまで公開されてこなかった写真や映像、そして音楽もお披露目される予定となっている。そしてアヴィーチーの死後にリリースされたアルバム『ティム』を制作する上で基盤となった素材や、アヴィーチーの名前が世界に知れわたった楽曲「レベルズ」の初期バージョンが初めて公開されるという。
『ティム』のジャケット。
またアヴィーチーのファンなら訪れたいAvicii Experienceの入場料の一部は、アヴィーチーの家族が設立したメンタルヘルスに焦点を当てた財団で、精神疾患と闘う人たちをサポートして自死防止のための活動をする、ティム・バークリング基金へと寄付される。
アヴィーチーは、故郷であるストックホルムで行なわれた追悼コンサートのチケット約5万5,000枚を30分で完売させ、死後もその人気が継続しており、5月に行なわれたラジオ番組『SiriusXM』主催のバーチャルフェスにもセットリストに名を連ねていた。
Avicii Experienceは2021年にスウェーデンのセルゲル広場付近にオープンする予定だけれど、詳しいことはまだ発表されていない。今もなおファンが多く、ミュージシャンからも支持されているアヴィーチーのミュージアムということで、オープンすればファンだけでなく人気DJらも足を運びそうな予感。(フロントロウ編集部)