ディズニーの名作アニメ『リトル・マーメイド』の実写版で、主人公のアリエル役に抜擢された若手シンガーのハリー・ベイリーが、アリエルの配役をめぐって一部の人たちから批判の声があがっていることに対して、前向きな姿勢を見せた。(フロントロウ編集部)

ハリー・ベイリーが批判に前向きなリアクション

 現在、制作が進められているディズニーの名作アニメ『リトル・マーメイド』の実写版で、主人公のアリエル役に抜擢された姉妹デュオのクロイ&ハリー(Chloe x Halle)のハリー・ベイリーが、一部の人たちから「アリエルは白人なのになぜ黒人を選んだのか」「アニメのアリエルと全然似てない」といった批判があることについて、米Teen Vogueのインタビューで自身の思いを語った。

 恐らく彼女なりに色々と思うことがあったに違いないが、批判の声に反論する代わりに、「どんな状況であろうとつねに顔を上げることを、私たちはこれまでの経験から学んできた。誰に何を言われようと、前進するのみ」と、前向きな姿勢を見せたハリー。

画像: 妹のハリー(左)と姉のクロイ(右)。

妹のハリー(左)と姉のクロイ(右)。

 そんな超ポジティブ思考で批判をはねのけたハリーに、横で彼女の話を聞いていた姉のクロイも「ハリーはこのアイコニックなキャラクターを演じるのに必要とされるスピリット、心、若さ、純粋さ、誠実さ、そして素晴らしい歌声といったすべての資質を兼ね備えている」と太鼓判を押した。

 実写版『リトル・マーメイド』の配役をめぐっては、当初、ハリーのアリエル役を歓迎する声が多く上がる一方で、ツイッターで「Not My Ariel(私のアリエルじゃない)」というハッシュタグが一時ワールドトレンド入りするなど、黒人の血を引くハリーがアリエル役の座を手入れたことに反発する声が多く上がっていた。

 ちなみに、まだ公式には発表されていないが、英BBC制作のドラマ『若草物語(原題:Little Women)』に出演していた俳優のジョナ・ハウアー・キングがエリック王子役、映画『ワンダー君は太陽』で抜群の演技力を発揮した子役のジェイコブ・トレンブレイが魚のフランダー役、映画『オーシャンズ8』などの話題作に次々と出演している女優のオークワフィナがカモメのスカットル役、映画『ブライズメイズ史上最悪のウェディングプラン』でおなじみのコメディ女優メリッサ・マッカーシーが悪役アースラ役、そして、オスカー俳優のハビエル・バルデムが“海の王”トリトン役を務めると報じられている。(フロントロウ編集部)

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