アメリカ・ニューヨークにあるファストフードチェーンのシェイク・シャックで看板メニューに異物が混入する事件が発生。体調不良を訴えた被害者たちの“職業”が原因で、あわや大騒動に発展するかと危惧された。(フロントロウ編集部)

シェイク・シャックの看板メニューに異物が混入

 日本にも2015年に上陸し、以降続々店舗をオープンしている人気ハンバーガーチェーン、「シェイク・シャック(Shake Shack)」で不動の人気を誇る看板メニューの1つが、ハンバーガーとセットで注文する人が多いミルクシェイク。

 同チェーンの発祥の地、米ニューヨーク・マンハッタンのある店舗で、このミルクシェイクに異物が混入し、それを飲んだ警察官3名が体調不良を訴えて病院で手当てを受けるという事件が発生した。

画像: シェイク・シャックの看板メニューに異物が混入

 ニューヨーク市警報道官の発表によると、事件が起きたのは、現地時間の6月15日の午後8時半頃。

 ブロードウェイとフルトン・ストリートの交差点にあるシェイクシャックで食事をしていた3名の警察官は、飲んでいたミルクシェイクが奇妙な味で、さらに漂白剤のような匂いがすることに気づいたという。そのうちの1人は何らかの塊があることにも気づいたというが、すでにミルクシェイクを口にしていた3人は、その後、体調不良を訴えて病院に搬送。手当を受けたが、命に別状はない。


警察組合が警告 「Black Lives Matter」との関連疑う

 体調不良を訴えた警官3人は、いずれもブロンクスにある42警察署の所属で、事件当日は、市内で行なわれていた、黒人に対する人種差別や警察官の過剰な暴力の行使に抗議するデモ「Black Lives Matter(ブラック・ライヴズ・マター/黒人の命も価値がある)」の警備にあたっていたという。

 この事件を受け、ニューヨークの現職警察官組合である警察慈善協会(PBA)は警察官たちに向けて警告を発表。

 「勤務中に購入した調理済みの食品は、お選れている可能性があるため注意深く検査すること」、「可能な限り2人以上のグループで食事をとること」、「食事中も油断しないこと」と注意を促すとともに、公式ツイッターへの投稿では、「ニューヨーク市警の警察官たちが攻撃されることなく食事をとれないという事態からも、我々の就業環境が限界レベルにまで悪化しているというのは明白である。一瞬たりとも警戒を解いてはならない」と、警察が何者かから攻撃を受けたかのような口ぶりで、今回の事件とデモを結びつけるようなコメントを出した。


従業員を事情聴取、犯罪性は無いと判断

 事件後、捜査を開始したニューヨーク市警は、シェイク・シャックの店内でシェイク製造用マシーンの清掃に使われたとみられる洗剤のボトルを発見。さらに、当日勤務していた男性従業員2人と女性従業員1人から事情聴取を行なった。

 翌日6月16日朝、ニューヨーク市警のロドニー・ハリソン刑事局長はツイッターを通じて、捜査の結果、同事件には“犯罪性は無い”と判断したことを発表。

 ミルクシェイク製造機を清掃した際に使用した洗剤が、しっかりと落としきれておらず、誤ってミルクシェイクに混入してしまったことによる、不慮のハプニングだったとの見解を示した。

 発見および被害に遭ったのが、偶然にもデモに配備されていた警察官たちだったことから、“デモ参加者 vs 警察”の抗争の火にさらに油を注ぎかねないのではないかと危惧されたが、警察側が犯罪性は無いと断言したことで、騒動の拡大は免れたようだ。

 シェイク・シャックの広報は、ツイッターへの投稿を通じて「被害を受けた警察官の方々が無事だとの報告を受けて胸を撫でおろしています。全貌の解明に努めます」と発表している。

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(フロントロウ編集部)

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