巨匠スティーブン・キング氏は、『13日の金曜日』の大ファン! 愛が爆発しすぎた結果、ファンにイジられることに。(フロントロウ編集部)

スティーブン・キング、新作のアイディア?

 1974年に小説『キャリー』でデビューし、その後『シャイニング』や『IT』、『ミザリー』など、数えきれないほどの名作を発表してきたホラー小説家のスティーブン・キング氏。そんな彼が先日、突然ある映画作品への愛を爆発させた。

「最高の本のアイディアで、私が今まで書いたことがない(そして多分書かない)のは、『私はジェイソン』。ジェイソン・ボーヒーズが自ら語るスタイルで、彼がクリスタルレイクのキャンプで何度も殺された非道な運命についての話さ。なんて非道で、実存的な運命なんだ!」

スティーブン・キング、ジェイソンへの愛が爆発

 ホラー映画を見ない人でもその名を聞いたことがある人も多い映画『13日の金曜日』に登場するジェイソン・ボーヒーズといえば、あの不気味なマスクをつけた印象の強い殺人鬼。初期の作品では、アメリカのイリノイ州クリスタルレイクが舞台となっている。また、ジェイソンは声を発しないことでも有名。そんなジェイソンの視点で描かれる作品がどんなものになるのかワクワクしてしまうファンは多い。

 ちなみに、これまで『スタンド・バイ・ミー』や『ペット・セメタリー』から『グリーンマイル』まで、様々な映画の原作を手掛けてきたキング氏であれば、『13日の金曜日』の原作も担当していてもおかしくないけれど、彼はこの作品に繋がりがあるわけではない。作品の大ファンとして長年心に秘めていたアイディアを公表したからなのか、ジェイソンへの愛が爆発してしまった様子のキング氏は、ここからツイートを連投。

「許可を取るために乗り越えなくてはいけない法的な制約の多さを考えると頭が痛くなる。心もね。でも、あぁ。誰かがジェイソン側の話をしなくてはいけないと思わないか?」

「(ホラー映画の製作会社として有名な)ブラムハウスなら映画に出来るんじゃないか?」

 ストーリーだけでなく、作品化にあたって考えられる法的な問題から、製作会社まで、かなり頭の中で考えが飛躍した様子。

興奮しすぎて、ファンからあるミスをイジられる

 思いが爆発しすぎた結果、キング氏はこんな間違いも。

画像: 興奮しすぎて、ファンからあるミスをイジられる

 ジェイソン・ボーヒーズのスペルはJason Voorheesなのだけれど、キング氏が打った文章ではJason Vooheesになっており、名字の中のrが抜けている。キング氏のツイートを見た多くのファンがいじったようで、思わずこんなコメントをしていた。

「一応言っておくけど、ジェイソンの名字は分かってるよ!!Vooheesは打ち間違い」

 とはいえ、巨匠スティーブン・キングがあのジェイソンの視点から物語を書きたいともなれば、多くのファンはもちろん大興奮。今すぐ読みたいといった声が寄せられていた。(フロントロウ編集部)

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