ソーシャル・ディスタンシング(社会的距離の確保)が続く欧米で、あるタイプのハロウィン衣装が売れまくっている。一体どうして? (フロントロウ編集部)

新型コロナ禍の欧米で「ハロウィン衣装」が売れている

 日本を含む世界の多くの国々では、少しずつ外出自粛のルールが緩和しはじめているけれど、新型コロナウイルス(Covid-19)の感染者数・死亡者数ともに世界最多となっているアメリカでは、一部の州で段階的に経済活動の再開が進められているものの、まだまだ予断を許さない状況が続いている。

 高齢者が新型コロナウイルスに感染すると重症化しやすいことが明らかになっていることから、老人ホームや高齢者が多く暮らす専用住宅などでは、依然として厳戒態勢が継続。健康を守るための仕方がない措置とはいえ、自粛生活が長引くなか、家族と交流できずに寂しい思いをしているお年寄りも多い。

 そんな高齢の家族と「なんとかして、安全にスキンシップをはかる方法はないか」と考えた人々が、続々とゲットしているのが、ハロウィン仮装用のコスチュームとして人気の「インフレータブル・スーツ」。

画像: 新型コロナ禍の欧米で「ハロウィン衣装」が売れている

 空気を入れて膨らますことができるこのスーツは、直接体に触れることなく、相手とハグができるという利点から、今、飛ぶように売れている。

 フロリダ州マイアミのニュース番組『CBS Miami』は、カバのバレリーナのインフレータブル・スーツを着た娘が高齢者用住宅で暮らす母親と久々の対面を果たし、ハグを交わす様子を伝えた。

 ハロウィン・コスチューム専門のオンラインストア、HalloweenCostumes.comのオーナーが米TMZに明かしたところによると、上の動画に登場するカバのバレリーナのインフレータブル・スーツの売り上げは前年のハロウィンシーズンの6倍。昨年10月には75着を販売したが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のための外出自粛がスタートして以来、約2ヵ月ほどで450着を売り上げた。

 人気が急上昇したため通常価格の倍の120ドル(約13,000円)に変更したが、それでも注文がひっきりなしだという。

 一番人気のティラノサウルス型インフレータブル・スーツに至っては、完売が続出しており、前年比の約30倍の売れ行きとなっているそう。

 インフレータブル・スーツの人気はアメリカのお隣の国、カナダでも沸騰中で、西部アルバータ州の都市カルガリーでは、さまざまな動物や恐竜のインフレータブル・スーツを着た集団が市内にある高齢者向け住宅や病院を慰問に訪れるといった取り組みも行なわれた。

 インフレータブル・スーツは日本でもAmazonや楽天といったネット通販等で購入可能。価格は3,000円~10,000円程度となっている。

 もちろん、このスーツを着たからといってウイルスへの感染が完全に防げるということではないので、油断はせず、除菌ジェルなどを使って隅々までくまなく除菌する、相手には必ずマスクを着用してもらう、接触は最小限にとどめるといった万全の対策を講じることは怠ってはならないだろう。(フロントロウ編集部)

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