アメリカで大人気!『ソニック・ザ・ムービー』
有名ゲームのハリウッド実写映画『ソニック・ザ・ムービー』が2020年6月26日に日本公開される。同作は、米辛口批評サイトRotten Tomatoesにて93%の観客スコアを得ており、すでに続編の企画も進んでいるとされている。
コメディアンであり、俳優として『50回目のファースト・キス』や『マーダー・ミステリー』など数多くの映画にも出演しているアダム・サンドラーは、『ソニック・ザ・ムービー』を映画館で見て大爆笑し、思わず出演者のジム・キャリーに電話してしまったほどだという。
本作は2019年5月にキャラクターアートが初公開されたとき、原作からかけ離れたデザインであったためにファンの不評を買い、公開日を先延ばしにしてビジュアルを一新させるという騒動があったけれど、変更後の評価は上々で、映画そのものについても高い評価を得た。
そんな本作の主人公ソニックとは、一体どんなキャタクターか知っている?
音速で走る青いハリネズミ、ソニック
ソニックは、日本のゲーム会社セガの看板キャラクターで、青いとげとげが特徴的なハリネズミ。記念すべき第1作目のゲーム『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』は1991年に発売され、世界中で1500万本も売り上げた。販売元のセガサミーホールディングスの情報によると、2018年までのシリーズ累計売上は、世界で8億本を超えている。
ゲーム版『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』は、当時人気だったゲームには見られない早い動きと展開、そして縦横無尽に動くことによる難易度の高さで多くのゲーマーを魅了した。ストーリーは、「音速のハリネズミ」ソニックが、悪の科学者ドクター・エッグマンから、故郷のサウスアイランドを守るために活躍するというもの。映画版では、このドクター・エッグマンをジム・キャリーが演じている。
ソニックの性格は、可愛い見た目とは裏腹に、爽やかなイケメンタイプ。自由を愛し、自信に満ちた少し尊大な性格で、いつもかっこいいセリフでキメてくれる。1993年に放送されたアメリカ版のアニメでは、「最も速い生物」と言われ、最大スピードはマッハ1。
ソニックは、80年代チックなデザインと、「チリドッグが好き」「DJが趣味」「ブレイクダンスをする」など海外志向の設定を持つためか、日本国内よりも海外での人気が高く、日本未配信のゲームやアメコミなども発売されている。
映画版のソニックのあらすじやキャストは?
2020年6月26日に公開されるハリウッド映画版『ソニック・ザ・ムービー』でソニックは、故郷を離れ遠い地球へとやってくるところから始まる。ひょんなことから出会った保安官のトムとバディを組んだソニックは、マッドサイエンティストのドクター・ロボトニックが企てる陰謀を阻止するべく大冒険を繰り広げる。
ドクター・ロボトニックとは、通称ドクター・エッグマンと呼ばれる悪い博士で、ジム・キャリーが演じる。また、主人公ソニックの声を映画『スター・ウォーズ フォースの覚醒』でBB-8の声を担当したベン・シュワルツが務め、相棒のトムを『X-MEN』シリーズでサイクロップス役を務めたジェームズ・マースデンがそれぞれ演じる。
映画版は、ゲームをプレイしていなくても楽しめるようになっているだけでなく、往年のファンも楽しむことができる新設定が数多く盛り込まれている。是非、劇場に足を運んでみて。(フロントロウ編集部)