クイーン・ビーの異名を持つシンガーのビヨンセが、現地時間6月28日に開催されるBETアワードでこれまでの功績が認められ、人道賞を受賞することが分かった。(フロントロウ編集部)

ビヨンセが特別な賞を受賞することが決定

 シンガーとしてグラミー賞を24回受賞し、俳優として映画『ドリーム・ガールズ』などに出演するビヨンセ。現在は3人の子供の育児で、目立った活動は行なっていないものの、6月19日の奴隷が完全に解放されたことを記念するジューンティーンスという記念日に新曲「ブラック・パレード」をサプライズでリリース。

 これまで自らの影響力を使い、女性や黒人の権利について世界に発信してきたビヨンセが、現地時間6月28日にバーチャル形式で開催され、アフリカ系アメリカ人やほかのマイノリティの人たちをメインに選出される、エンタメの祭典BETアワードである特別な賞を受賞するという。

 今回ビヨンセが受賞する賞は、これまでドン・チードルやジョン・レジェンド、そしてチャンス・ザ・ラッパーといったセレブが受賞してきた人道賞(Humanitarian Award)というもの。

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 ビヨンセはこれまでに、自身が立ち上げた慈善事業「BeyGOOD」を通して、テキサス州を襲った大型ハリケーンで被害にあった人のために募金ページを設けたうえ、自身は現地を訪れボランティアを行なったり、ユニセフとタッグを組み、ブルンジ共和国の子どもたちに安全な水を提供したり、学生たちに奨学金を出したりと、数多くのチャリティ活動に勤しんできた。

 最近でも、世界中で猛威をふるっている新型コロナウイルスにおいても、ツイッター社のCEOであるジャック・ドーシーのチャリティ団体スタート・スモール(Start Small)と提携し、食料の提供や配達などをサポートする複数の団体に、総額約6億6,000万円(600万ドル)を寄付し、先日には、黒人による事業支援を目的とした基金を通し、黒人が所有するスモールビジネスを支援すると発表。

 このような数々の功績が認められ、2020年のBETアワードではビヨンセが人道賞を受賞する。

 このほかにもビヨンセは、最優秀女性R&B/ポップ・アーティストや、BET Herアワード、そしてNetflixの『HOMECOMING ビヨンセ・ライブ作品(Homecoming: A Film byBeyoncé)』のドキュメンタリーとアルバムのヒットを受け、最優秀アルバム賞と最優秀映画賞の計4部門にノミネート。また、ビヨンセがノミネートされているBET Herアワードには、楽曲「ブラウン・スキン・ガール」に参加した8歳の娘ブルー・アイヴィーちゃんも一緒にノミネートされている。

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 これまでの慈善活動の功績が認められ、人道賞という特別な賞を受賞することとなったビヨンセ。2020年のBETアワードでは、親子受賞ということがあるのかにも注目したい。(フロントロウ編集部)

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